JR9RVKの雑記的業務日誌

HF帯のモービル運用をメインに行うアマチュア無線局と、その免許人の備忘録。

HA014(14MHz用ホイップ)の測定&調整

2020年03月20日 09時54分29秒 | 14MHzアンテナ

去年の12月に見つけて先月上旬に入手できた“おつとめ品”アンテナ@COMET_HA014だが、ようやく手を付けるタイミングがやって来た。

このアンテナとのご縁をザックリ言うと、1本目の使用時に漏水が発生して、その原因が分からないままペンディングを経て断捨離した。それが昨年末におつとめ品で出てたので、数日悩んだ末に2本目として発注~約2か月後に入手となった。ちなみに2か月かかった理由は、一緒に発注したモノが揃ってから出荷(発送)になったためだ。

話を元に戻そう。過去の実績を踏まえると、このアンテナの調整にはエレメント長さを詰める必要がある。なので「以前に紹介した両頭グラインダーが登場する!」と見込み、個人的に作業を行いやすい場所だと思っている滑川市の大日公園へ移動して、先にお店を広げた。

次にアンテナの取り付け。いつもの作業用マグネット基台14MHz用アンテナチェックケーブルとマグネットアースシートを装着し、クルマの屋根にセット。まずは現在位置を把握するため、アンテナアナライザーでデフォルト状態を測定した。その結果、f0=14.179MHz、ボトムSWR≒1.01、Z≒50Ω、帯域(SWR≦1.5範囲)=14.134~14.224MHz(14.179MHz±45kHz)であった。

予想に反してf0が高めと言うかバンドセンターオーバー状態だったため、加工無しでエレメントの出し量を変えては測定というサイクルを4回行い、デフォルトに対して5.5mm延長で狙い整合周波数@14.153MHz付近に到達できた。その結果はf0=14.154MHz、ボトムSWR≒1.00、Z≒50Ω、帯域=14.109~14.199MHz(14.154MHz±45kHz)であった。

当初、デフォルトの14.179MHzを見た瞬間「何でこんな高いん?調整しろ少ねぇ~。」と思ったが、帰宅後に取説を見ていて「HA014は、出荷時において周波数調整されておりますが、~」という文言を見つけた。その瞬間「あぁ、COMETはバンドセンター(14.175MHz)に整合したってことね。」となり、上記のデフォルト測定値に納得した。併せて「4kHzの差とは言え、COMET整合値に近い所でf0とZ≒50Ωが出た訳だから、やっぱりアンテナチェックケーブルは無駄ではないな~。」とも思った。

最後に、このHA014@センターローディング型とHFB-20@ベースローディング型だが、長さは現状でHA014=1045mm、HFB-20=980mmなので、まぁ同程度と言うか同クラスだ。この調整結果と一般論を踏まえて両者を比べると、電流効率は前者に軍配が上がるが、帯域の広さはHA014=f0±45kHz、HFB-20=f0±55kHzなので、後者に軍配が上がる。どちらが普段使いになるのかは微妙なところだが、気分で決めても問題無さそうだ。うん、それで行こうと思う。


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