JR9RVKの雑記的業務日誌

HF帯のモービル運用をメインに行うアマチュア無線局と、その免許人の備忘録。

新スプリアス規定への対応相談&結果報告

2019年10月19日 20時43分46秒 | 従免、局免等、総通関連

自分のことではないネタ(→注:私は相談された側なので…。)だけど、後々の振り返りを想定するとこのカテゴリーが分かりやすそうな気がしたので、とりあえずここにUPする。なお登場する無線局は、すべてアマチュア局だ。

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今年の春先だったか、立て続けに2名から新スプリアス規定への対応について相談を受けた。1名は初級ハムの個人局、もう1名は上級ハムが所属している移動する社団局の代表者で、いずれも資格に応じて1.9~1200MHz帯まで&最大空中線電力が50Wで、付加装置は一切無いというベタな構成の局だ。

要するに「次の再免許にどう対応しようか?」というもので、とりあえず新スプリアス規定の概要や期限などを説明して、対応の選択肢(新スプリアス規定に適合した送信機と取替or規定をクリアできる既存機でJARD保障を受ける。)および、変更は再免許申請前に完了しておかなければいけないことを伝えた。つまり、先に変更を済ませてから再免許に臨む必要が有るわけだ。

更に社団局の代表者に対しては、“~すべての構成員がそのいずれかの無線設備につき操作をすることができるものであること。【参照元:無線局(基幹放送局を除く。)の開設の根本的基準第6条の2第2項】”をクリアする必要が有ることを、念のために申し添えた。

それで取替or増設する場合は、「430MHz帯まで50W出せるHF機を送信機に選定すれば、1200MHz帯まで付いているVU機は50W機じゃなくてもいいよ。」とアドバイスした。これは各バンドの最大空中線電力を目一杯で許可を受けられればOK(こだわりの構成が特に無い場合ね。)であるならば、送信機の台数を減らす1つの方法(1台のVU機で、全構成員が1200MHz帯の運用を行える。)として有効だからだ。あとは財布?金庫?の中身や構成員の好みなどを踏まえて、入手する送信機&残す送信機を決めてくれればいい。

そして今日、社団局の代表者から「3~4日前に無事に変更を終え、新しい免許状が届いた。」と連絡が有った。具体的な構成(型番、他)は伏せておくが、新スプリアス規定をクリア出来ない送信機のみを取替え&撤去したらしい。

ちなみに初級ハム個人局の結果等は不明で、今日現在この件に関する報告や再相談等は受けていない。

新スプリアス規定への完全移行まで、あと3年ちょい。私は既に移行を終えているので、各位におかれましては遅れない等、円滑な対応となるよう願っている。


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