探鳥会通信

日本野鳥の会千葉県で開催している探鳥会の様子等をゆる~く、まったりお伝えします。

西印旛沼探鳥会(2023年12月17日)

2023年12月20日 14時57分27秒 | 探鳥会

暖冬とはいえ前日は25度に届こうかというほどの高温と強風で、この日もまだ強めの風が吹いています。
激しい気候変動に冬の鳥たちはどうしているでしょうか。


宿内公園に入ると幸い風はさえぎられて、黄葉したハリギリの奥にある柿の木に
ヒヨドリ、ツグミ、シロハラ、メジロなどがやってきました。
エナガ、シジュウカラ、ヤマガラの声も聞こえます。


こちらは星神社そばの柿の木です。
10羽ほどのツグミ、2羽のメジロそしてアカハラが、残り少ない柿の実の争奪戦をくり広げていて、
メジロはツグミから離れた実をついばんでいましたが、
ツグミのいる実に果敢に近づいたアカハラは瞬時に追い払われてしまいました。


臼井城址公園ではカワラヒワの群れやコゲラの声。


シメもやってきました。木の実を食べているようです。


田んぼではハクセキレイ、セグロセキレイは確認できましたが、他の小鳥の声は聞こえず、
たまに飛翔しても風に押されて弾丸のように飛び去り、確認しきれません。


そこへノスリの幼鳥出現。まるでカイトのように風を遊び縦横無尽に飛ぶ姿を堪能できました。


印旛沼は波立って、遠くの水鳥が見づらいですが、カモは先月より増えています。


ヨシガモ、マガモの数が多く、ミコアイサ、ヒドリガモも複数羽。
遥か向こうの杭にはミサゴが止まっていました。


ハジロカイツブリです。カンムリカイツブリの数も多いです。
また、写真には撮らなかったのですが、取水口に一羽の見慣れぬカモを発見。
こちら側は逆光でほぼ全身黒茶色にしか見えないものの、嘴の付け根が白く、スズガモかキンクロハジロかと迷い、
粘り強く観察し図鑑と照らし合わせた結果、キンクロハジロの雌若鳥と判定できました。
西印旛沼では少数派のカモです。


強風のせいか、ハシブトガラス、ハシボソガラスも現れず、この日確認できたのは40種類。参加者18名。
鳥合わせの後に、ミサゴクイズで盛り上がり豪華グッズプレゼント。
ミサゴの特徴は、趾に2つと鼻、羽毛にありますよ。
来年もたくさんの鳥たちに会えますように。

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