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貨幣は、貸借関係で存在します。貨幣に金や銀の裏付けはありません。
貨幣の裏付けは、供給能力です。

 

 貨幣とは?

2021年05月14日 | 日記

 原点に戻ります。

 

 貨幣って何?

 

 貨幣とは貸借関係で存在します。

 

 えっ? 貸借関係って何

 

 まず、貨幣は、 日本銀行発行の『紙幣』があります。

 

 そして、説明は後にしますが、政府が発行している『硬貨』があります。

 政府が発行する硬貨という貨幣は、まったく別の観念で発行されています。

 

 まずは、日本銀行発行の貨幣の存在の仕組みの話です。

 

 銀行預金という貨幣についてのことです。

 

 私たちが銀行に預金をしています。その預金から、キャシュレスで使われたり、クレジットカードで使われたりしています。

 

 まずこの預金が、キャシュレスで、ディジタル信号として、支払いで使われます。スマートホンを翳す(かざす)ことで支払いができます。

 クレジットカードも同じようにディジタル信号で支払いができています。

 

 パソコンやスマートホンはデジタル信号の『01』のビットで暗号化されて振り込みが、当たり前のように行われています。貨幣がデジタル情報として使われています。

 

 働いた報酬も銀行振り込みです。給料はかなり昔からデジタル情報として支給されています。

  

 寄り道ですが、昔、3億円事件というのがありました。

 

 府中の東芝工場の従業員のボーナスを運んでいた銀行員の乗用車が偽の白バイ警察官に奪われました。

 

 そうです、昔は、社員に現金を支給していたのです。

 

 社員の一人一人にそれぞれの違った報酬を現金袋に仕分けして、手作業でした。

 

 その現金の入ってトランクの二つが奪われました。犯人は捕まっていません。

 

 最近では、金塊の買い取りとして、現金が奪われています。

 

 さて、現金紙幣、硬貨、などは、予め紙幣の番号を記入して控えておこないと、紙幣にも硬貨にも、誰の所有物かは解らないのです。金塊の盗難も金塊を創り売ることが目的の場合、三菱、三井、住友などの刻印がされています。

 

 しかし、溶かしてしまえば所有者は解りません。こうして盗難に会い奪われると、捕まらないかぎり所有者が判明しない、貨幣や金などが存在して甚だ不用心なのです。

 

 銀行振り込みは、奪われる心配がありません。コンピューター上の情報を盗みとる、という行為がありました。ビットコインで、大量の資金がネット上で盗まれました。

 

 しかし、稀に存在することと、ビットコインという特殊な状態です。

 あとは、個人情報の管理を厳重にすべきことです。

 

 貨幣での支払いに例えば、19886円を現金で支払いをしたとします。

 1万円札を1枚、5000円札を1枚、千円札を4枚、500円硬貨が1枚、100円硬貨が3枚、50円硬貨が1枚、10円硬貨3枚、5円硬貨を1枚、1円硬貨を1枚。

 

 これだけの種類の貨幣を使って支払いをしなくてはならないのです。

 ところが、デジタルで送金する方法を採ると、煩わしい多種類の貨幣を持つ必要もなくなります。

 

 さて、では貨幣とは何なのでしょうか。

 

 銀行が、融資ということをします。企業へ、個人へ住宅ローンなどの貸出をします。

 

 ある企業が、銀行から融資を受けるとします。10億円の融資を希望して交渉をして、銀行側に了承を得て、実際に融資が始まり、手続きが始まります。

 

 企業側が短期融資を望み、1年間で返済することで、約束手形を銀行へ提出します。約束手形は、支払い期日、支払い金額が明記されています。

 

 融資を受けた企業は、約束手形の支払い期日迄は、約束の金利を毎月支払いを続けます。

 

 約束の1年が訪れて、企業は銀行と話し合いをして、もう1年間の融資の続行を願い出ると、了承されて、約束手形の新しい期日を記入したモノを書いて、古い約束手形を破棄して、また1年間、金利の支払いを続けます。

 

 これを『借換』という仕組みで、昔から使われてきた銀行融資の仕組みです。この『借換』がドンドン続いて、実際の元本の返済が起きていない場合があります。永遠に『借換』を続けるような状態が存在しています。

 

 この『借換』を憶えておいて下さい。

 

 さて、銀行は融資で10億円を貸し出しを行いました。

 この10億円は何処から捻出したのでしょうか。

 ここで、多くの知識人も間違えて認識をしています。

 『銀行は私たちが銀行に預けてある、銀行預金から又貸しをしてしていて、金利をという利益を得ているのだ。と間違えた認識をしています。』

 

 ここで、『信用創造』ということで、銀行が貨幣を発行している、と言う状態なのですが・・・・・。

 

 この『信用創造』の理解が難しいのです。又は、簡単すぎる仕組みなので、えっ! として逆にに理解が難しいのです。

 

 銀行は、法的な規制を受けて、政府に近い貨幣発行を行っているです。

 この銀行による貨幣発行は、銀行預金という貨幣を発行しているのです。

 

 イギリスの中央銀行(日本の日銀と同じ中央銀行)が、啓蒙活動のために、『銀行預金という貨幣発行』を説明しています。

 

 

 

 上の文章は画像として取り込んであります。銀行融資は銀行預金という形で貨幣の創造をしています。ということが書かれています。

 

 

 日本の全国銀行協会も、銀行預金という貨幣発行を説明しています。

 

 10億円の融資を受けると、預金通帳に1,000,000,000 と記入された預金通帳を渡されます。現金紙幣が目の前に出てくることはありません。

 銀行預金としての融資で、銀行による貨幣の発行が行われたのです。信用創造と言います。

 

 銀行は私たちの預金を又貸ししているのではありません。

 

 新たに信用創造として貨幣を発行したのです。このことが解らないのです。単に、銀行から融資を受けると、預金通帳に印字される数字の分の銀行預金という貨幣が発行されたのです。

 

 従って、企業が融資を受けて、工場建設や、本社ビルの建築などを手掛ける場合は、景気が良く、会社で生産するモノやサービスが売れるとして、投資を行うことで、市場に貨幣供給が起こるのです。

 

 さて、銀行預金という貨幣発行が行われたのですが、理解してください。そのまま丸暗記でも、他に意味はありませんので大丈夫です。

 

 次に進みます。

 

 銀行から融資された資金を使って投資が行われます。

 そのお金はどうやって流通するのか、お金と所得の違いが実際の融資された10億円はどうやって市場を流れるのか、下の画像をご覧ください。

 

 

 

 Aさんが銀行から1万円を借りました。銀行預金という貨幣の発行です。

 その貨幣で、Bさんからリンゴを1万円買いました。Bさんは、Cさんからバナナを1万円買いました。Cさんは、Aさんからミカンを1万円買いました。

 Aさんは戻て来た1万円を銀行に金利を添えて返済をおこないおました。

 後で詳しく述べますが、信用創造の銀行預金として貸し出された1万円は、返済するとことで消滅するのです。銀行預金として発行された貨幣は返済すと消滅をするのです。

 

 さて、1万円のお金で、Aさんには、リンゴとして1万円分が残り1万年の所得が残ります。

 Bさんにはバナナが1万円分の所得が残ります。Cさんにもミカンという1万円分の所得が残ります。

 

 企業が10億円の融資を受けて工場の建設をします。

 土地を重機でならすのに、重機をオペレーターと一緒にレンタルをします。重機のレンタル会社へ、お金の支払いが銀行振り込みで起きます。

 

 重機をレンタルしている会社の従業員に給与の銀行振り込みで支払いが起きます。従業員は生活でスーパーで買い物をしたりします。スーパーへの支払いが発生します。キャッスレスで、又は、クレジットカードで支払いをして全てのお金がデジタル情報として流れます。スーパーやコンビニにデジタル情報で所得が発生してゆきます。買い物をしたモノので、次々と所得が発生します。

 スパーやコンビニの商品は、産地から工場へ、問屋へと商品が流れて夫々の場所で所得が発生しています。

 

 ですが、ここで貨幣がモノとして流通はしてはいません。デジタル情報が流れているのです。

 話が飛びますが、財務省のブレーンが、執拗に国債発行は財政破綻すると言い続けてきました。

 その理由が、国債を買い取る銀行の預金が無くなるといいます。

 銀行は私たちの銀行預金で国債や短期政府証券を買っているのではありません。預金という貨幣がモノとして有限に存在する、ということで、銀行預金が無くなるので、財政破綻するというのです。

 

 銀行と政府には、日本銀行に当座預金という口座が存在しています。銀行はこの日本銀行の当座預金の資金で銀行間の取引などをしています。

 また、私たちが使う現金紙幣を供給するのに、この日本銀行の当座預金口座から引き出す時に、現金貨幣での引き出しを要求すると、日本銀行は現金貨幣で対応しなければならない法律があります。

 銀行はATMへの現金貨幣のセットで、現金貨幣が足りなくなると日本銀行の当座預金から、現金貨幣で引き出すことができるのです。

 

 国債発行で、インフレへ向かうことが古典派経済学では、いけないことなのです。インフレという状態は、考慮されてはいないのです。デフレ状態の維持が正解なのです。

 

 現在の新自由主義の主義では、貨幣がモノであり、有限で、使うと貨幣が無くなるので財政破綻する。という論法なのです。

 

 話が飛んでしまいますが、貨幣は債権と債務の記録なのです。

 

前に、述べてように、銀行預金として、銀行の負債として銀行預金という貨幣発行がなされています。

 この銀行の債務という言い方が違和感を感じるようです。貸借対照表で、この銀行融資を表現すると、債務の項目に記述されます。

 

 貨幣が存在する状況は、常に債務が裏打ちされて存在します。

 日本銀行の発行の日銀券は、日本銀行が約100兆円を発行しています。この日銀券は、貸借対照表には、債務の欄に記入されています。

 

 貨幣はモノではありません。ですから量的な制限はありません。需要と供給の、供給能力を越えなければ悪性のインフレにはなりません、プロパガンダでハイパーインフレなどと脅すメディアに出てくる大学教授などの経済評論家の大嘘を信じてはいけません。

 本当の事実関係を発現する人はテレビには出演させません、

 

 こうして、10億円の融資資金は、工場建設で多くの所得を産んで、末端までの所得は、100億円を超すかもしれません。

 銀行預金として発行された企業の投資資金は市場を流通して経済が活性化してゆきます。

 こうしたことは、モノやサービスが売れることが前提条件です。

 生産物が売れる、企業が生産をする、企業で働く人の賃金が上昇して、消費行動が増えます。

 また銀行からの融資でてゆきます。賃金が上がります。

 このサイクルが、インフレ状態です。需要が伸びて、供給能力が需要の圧力で伸び続けます。

 

 インフレは、供給能力(生産能力)を越えなければ、健康なインフレ状態になになります。

 

 供給能力が無い状態で物価上昇は財政破綻の恐れが出てきます。レバノンの財政破綻を例に採ります。

 

 その場合は、自国での生産ができないので、全てのモノやサービスは輸入に頼ることになります。

 

 貨幣の『信用度』が落ちて、輸入物価が高騰して、為替相場でレバノンの貨幣の価値が下がり続けて、輸入物価が高騰を続けます。

 

 レバノンの通貨の下落を止めるために、基軸通貨のドルで、レバノンポンド通貨の買い支えをしなければ、通貨の下落が止まりません。

 

 ドルが無くなると、ドル建ての短期国債(信用が無いので、長期国債の発行では引き受けてくれない債権市場です)の発行でドル資金を借りることになります。

 しかし、引き受けてくれる短期ドル建て国債は、市場でもう借り受けることができなくなり、利払いもできずに、債務不履行になります。財政破綻になるのです。

 

 供給能力、わが国もデフレ経済で、多くの生産設備が稼働しなくなってしまっています。

 日本の生産力がジワリジワリと生産設備が衰えて、輸入に頼り、自国での生産力が衰えて、輸入で済ます経済は財政破綻への道を転がってしまっています。

 

 緊縮財政を続けると、経済が衰えて、購買力も無くなり、生産しても売れないので、生産を止めなればならなくなります。

 そして、従業員がリストラされて、生産ノウハウを持つ人々リストラをされて、消えてゆき、生産ができなくなります。この状態がドンドン進み、工場閉鎖になります。

 

 例として、鉄鋼生産が衰えて、製鉄各社が高炉を止めたりします。一旦、高炉を止めると、高炉自体を建設し直さないと製鉄ができなくなります。工場設備を止めることはそうした場合もあります。生産能力を止めると再開はかなり時間が掛かります。

 

 緊縮財政は、デフレ化をすすめて、生産設備を破壊してその技術を持つ人々を失い、再生がドンドン困難にします。

 

 古代ピラミッドの建設のノウハウが現在へ残されていません。ですから宇宙人説などが起きています。

 巨石文化が3000年前の昔は存在しました。ノウハウが残っていないのです。文化・文明の喪失です。

 

 現代も金融資本を有利にしていて、政治権力がこの巨大な金融資本に裏打ちされて、生産という実態経済を壊して、その分を利益として外資に売り払う行為を、安倍政権、菅政権が自らしているし、したきたのです。権力の延命のためです。

 

 財源がない! こうして財務省が緊縮財政をして、デフレ経済で、生産能力を壊して、その分を利益として外資に売り渡し日本企業の技術の喪失を行っています。

 日本から文化・文明を利益という習慣的な刹那主義的なモノに変えて失って、モノによりその技術は取返しがつかないものもあります。

 

 長くなりました。

 貨幣は債務と債権の記録です。金貨や銀貨のモノではありません。抽象的な観念として存在しています。

 

 疲れました。続きは、国債発行、短期政府証券の発行などで、財務省が、自ら税金を使わずにミニ国債や、国債を財源にして予算を執行しています。

 

 税金を財源にしてはいません。貨幣をモノとして予算を執行していて当然のごとく貨幣の発行を行っています。