2型糖尿病の爺 病気で ドットコム

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躍進著しい生命科学と医薬品開発の欲望と悲劇

2015年02月27日 | 日記
 生命科学が日進月歩で進んでいるようです。

 背景にミクロレベルの観測装置の発達や生体の中で使われる蛋白質同士の信号のやりとりをする科学物質を検知できるシステムの進歩。またゲノムの解析ができてからのゲノムの研究成果で、遺伝子、メッセンジャーRNA、ミクロRNAなどあらゆる分野での進歩があり、癌の研究もどんどん進んでいるようです。
 
 いろいろな話が出てきてます。新陳代謝で傷ついた細胞が、癌化していくのは人間の進化の過程の宿命と言われてます。ナロン症(小人症)の人は成長ホルモンが出ていないか、有効に働かない何かの理由があるそうです。このナロン症の人は癌化細胞が殆ど無いそうです。あっても致命傷には至っていないそうです。また我々2型糖尿病患者に特に興味のある情報として、2型糖尿病患者が居なかったそうです。

 最近のミクロRNAの研究では、細胞が高齢化することによって、傷ついた細胞の癌化が抑えられていおると言う情報がありました。
 人間の細胞で、『脳神経』、『心臓そのもの』これらの細胞は生まれてきた時点での細胞を使い続けて人間の一生を終えます。他に20代の初期に殆ど消えて無くなる、胸腺という臓器があります。骨髄でつくられた免疫細胞の白血球の中の免疫システムの司令塔の『B細胞』が、この胸腺で進化の過程で得られた体内への外敵情報をインプットされます。何百万種類に及ぶそうです。1個のB細胞にそれだけの情報をインプットできませんので、胸腺ではランダムにB細胞に情報を与えてゆくそうです。しかし、このB細胞がエラーを起こして生体を自ら攻撃しては困ることから、厳密なチェックが行われ、胸腺でB細胞の95%がエラーになり除去されるそうです。

 人間も他の生物と同じで、子孫を残すことが第一義的にシステム化されています。10歳~14歳くらいで、思春期を迎え生殖のう力を得て、22歳くらいで生命のピークを迎えて、この胸腺は役割を終了して、免疫システムも終了してしまいます。『B細胞』がつくられなくなります。そしてこのB細胞はからり早くに衰えてしまい、あらゆる病気の原因になってゆくそうです。京都大学医学部で、iPSでこの『B細胞』をつくって身体の中で古いものと置き換える研究がされているそうです。

 2型糖尿病の原因の一つにこの『B細胞の劣化』が挙げられています。B細胞が出す外敵攻撃命令の物質の『サイトカインの一種』が衰えたB細胞から慢性てきに出てしまうと、血液の中を各細胞まで運ぶエネルギーの『ブドウ糖』がこのサイトカインの一種で、インスリンが分泌されても細胞内に取り込めなくなってしまい、高血糖の血液が流れ続けて障害を起こすことになるそうです。
 こうした時、身体は、エネルギー不足になり、自らの脂肪を使って生体反応をおこないます。この燃えかすが尿中の出る『ケトン体』です。このときの私の体験は、身体がだるく、激やせしてゆきます。こうした状況を一般的にインスリン抵抗性が上がった状態と言ってました。
 この現象はあくまで、2型糖尿病の1つの原因に過ぎませ。

 こうして、生命科学は激しく進歩しています。この驚くべき発展の背景に 新薬特許という巨大な欲望が存在します。莫大な金銭的満足と『STAP細胞』の時のように名誉と金と情欲が満たされます。
 
 製薬会社は、1個或いは2個の特許薬がないと経営がうまくゆかないそうです。ですから、特許薬の特許が切れると、国境を越えて製薬会社の合併話が流れます。経営の安定を求めているのです。

 新薬開発と資本ということでは、アメリカが極端です。アメリカでは、強欲なアングロサクソンやユダヤの資本が欲望をむき出しにして、富の蓄積をしています。イギリス領・ケイマン諸島といのを知っていますか。同じくイギリス領・バージン諸島を知っていますか。
 これらの島では、租税回避のための銀行があります。犯罪で得た金の洗浄(何処から得た犯罪的資金の経路を解らなくする)。また巨額な資金に税金が罹らない、避難地となる仕組みがあります。イギリスのアングロサクソンという人種には、『孫の代まで相続できる資金が残れば良い』という普通の金銭感覚がありません。いくらでも多く蓄積したいという性癖があります。
 またユダヤ人のビル・ゲイツという長者番付世界1位のこの人、ものすごいケチだと言われています。私の生涯でもいろいろなケチと遭遇しています。このケチが言う合理主義ですが、ちっとも合理的に聞こえてきません。むしろ、性格的欠陥者というふうに見えました。自分の財布から金を出したくない、という性格的にねずいています。
 大金持ちになったりしてはいなくても、4千万~5千万くらいの小金持ちでも、昼飯代金を誰かが支払ってくれるか、最後まで財布を出さないという姿、病気としか思えない状況にぶつかりました。
 ビル・ゲイツのユダヤ人的守銭奴なのでしょう。こういう人達が、タックスヘブンでアングロサクソンと息があうのでしょう。

 話がそれましたが、こうした人が新薬開発に投資しているアメリカの現状。ある実話があります。
 アメリカで開発された、HIV(エイズ)治療薬。 アフリカ諸国で爆発的エイズが流行り、特に南アフリカで猛威をふるい、このエイズ治療薬を安価で譲り受けを願った南アフリカへ正規の値段(高額)なら売ると言う回答。 金が全てのユダヤ人とアングロサクソン。紳士の国イングランド、嘘だ!吸血鬼アングリサクソンなのだ。

 大英帝国時代の領土 アフリカの植民地の各地、インド、マレー半島(シンガポールなど)オーストラリア、ニュージーランド、今のアメリカ合衆国、カナダ この欲深さがどこからくるのか不思議なくらいだ。
 ま~ぁ ロシアにしてもあの広大な領土があるのに、日本の北方領土返還は絶対にないでしょう。 中国にしても、ベトナム沖でフィリピンのすぐそばの環礁を強引に領土化しようとしてる。尖閣諸島も譲らないはず。巨大な国土を有する国家ほど領土的欲望が尽きないようだ。もうこれは病気と言っても良い。

 こうして 欲望をエネルギーにして世界の覇者となろうと、個人のレネル、人種のレベル、国家のレベル、人間だけが持つ欲望とその実現に向けて争う病気的殺戮は、人類が滅びるまで続くだろう。

 悲しいかな 生命科学の発展も、医学の発展もこうした欲望の下地があって進んでいる。


もう一つ心配なことがある。まだ人間にはアミノ酸や蛋白質を作れても、原核生物ですら、『生きている、生命現象』がまったく解らない状態である。いくら進歩した生命科学であっても、生命現象のほんの一部を覗き見たに過ぎない。病気の原因も日々新しい発見があるのは、2型糖尿病だけでもその原因が、あまりにも多くその全体像は解っていない。したがって、特許薬としての欲望の産物のいろいろな薬も生命現象の僅かなところを覗いてとりあえず作り上げた薬品が多いはず。日本は治験に長い日時を掛けて治験をしていたが、2~3年の治験で世に出回るように製薬業界の圧力があって、そうなった。
 
 医薬品の効き目が良くなったかに思える部分もあるが、知らぬまに基本的な致命的な副作用が出る可能性があるい。

 信心深くはないが、『神の領域に入ってしまうには、まだ理解不能な部分が多すぎる』

糖尿病に罹しまう理由も多くあります。高齢化での機能の低下も多くあります。

2015年02月26日 | 日記
 若くして、はっきりとした理由が説明されずに、2型糖尿病になってしまった人もいるでしょう。高齢による機能低下で、膵臓の機能の悪化で、インスリンだ出なくなってしまった人も、これは膵臓のランゲルハン島が機能を失い、インスリン注射に頼るしかなくなります。
 私が、心臓冠動脈にステントの留置後、7ヶ月後にその後の様子を診(み)るために再度の2泊3日の循環器内科の入院で、同室患者で心臓関係での入院患者がいましたが、80歳近い人が、医師や看護師にインスリンの注射の指導を受けていました。自己インスリンが多少出ていれば、高齢者には飲み薬で対応した方か、治療しやすいのですが、自己インスリンのまったく出ていない人には、飲み薬の効果はまったくありません。
 飲み薬の存在は、インスリン抵抗性の除去や、自己インスリンの効果を持続させるためのものだったりします、飲み薬はあくまでも自己インスリンが膵臓から出ていることが条件となります。

 糖尿病薬は結構沢山の種類が世のでています。

α-GI薬の作用のメカニズムは、3大栄養素のひとつである糖質(炭水化物)が、からだの中でどのように消化吸収されるのかを知ると、理解しやすくなります。

まずは糖質の種類から見ていきましょう。糖質には大きく分けて単糖類、二糖類、多糖類の3つに分かれます。

単糖類は糖質の最小単位であり、グルコース(ブドウ糖)、フルクトース、ガラクトースなどがあります。

二糖類は単糖が2つつながったもので、マルトース(麦芽糖)、スクロース(ショ糖)などがあります。マルトースは、グルコースが2つ、スクロースは、グルコースとフルクトースがつながった形をしています。

多糖類は多数の単糖が連続してつながったものです。代表的なのは、でんぷんやグリコーゲンといったものがあります。でんぷんは、多数のグルコース(ブドウ糖)がつながった形をしていて、植物の光合成によって作られます。自然界では、単糖類が単独で存在することはほとんどなく、多くはでんぷんのような多糖類の形で存在しています。

でんぷんを例に、これらの糖質の消化吸収について説明します。
食物は、口の中で唾液とよく混ぜ合わされます。でんぷんは、この過程で唾液中の唾液アミラーゼという消化酵素によって分解されて、一部が二糖類であるマルトース(麦芽糖)に形を変えます。でんぷんを含む食物を噛み続けると甘くなるというのは、この糖によるものです。

そして唾液とよく混ざり合った食物は、胃を通り、十二指腸に運ばれます。すると、すい臓から分泌されるすい液中に含まれるアミラーゼにより完全にマルトースに分解されます。

その後、小腸に運ばれ、小腸粘膜に存在する「α-グルコシダーゼ」という酵素によって分解され、単糖類であるグルコース(ブドウ糖)に姿を変えます。このように糖質は、最小単位である単糖類まで分解されて初めて吸収されるのです。

α-GI薬は、この「α-グルコシダーゼ」を阻害する作用を持つお薬で、この酵素のはたらきを阻害することによって、二糖類が単糖類に分解されるのを防ぎます。そして小腸からのグルコースの吸収を遅らせ、食後の急激な血糖値の上昇を抑えるのです。

このような作用ですので、α-GI薬は食事の直前に服用しておく必要があるというわけです。

現在、国内において販売されているα-GI薬は、アカルボース(グルコバイ®)、ボグリボース(ベイスン®)、ミグリトール(セイブル®)の3種類です。

α-GI薬は「空腹時の血糖値はそれほど高くはないけれど食後に急激に血糖値が上昇する」という糖尿病の方に用いられます。また、「SU薬などの他の糖尿病治療薬を使用して空腹時の血糖値は改善されているのに、食後の高血糖が改善されない」という患者さんにも併用薬として使われます。

2009年10月、ボグリボース(ベイスン®)に、糖尿病の食後過血糖の治療だけでなく、まだ糖尿病と診断されていない境界型である耐糖能異常(IGT)、いわゆる糖尿病予備軍の方の発症予防にも効果があることが、日本人を対象とした臨床試験(治験)で初めて認められ、厚生労働省に承認されました。

これは、国内で初めて耐糖能異常(IGT)に対する治療薬として認められたということです。食後過血糖は、心筋梗塞などの動脈硬化性疾患の危険因子としても注目されていますし、いかに耐糖能異常(IGT)を早期に発見し、積極的に治療することが重要であるかが伺えます。

さてここで、α-GI薬の副作用について説明しましょう。
冒頭に記載しましたが、α-GI薬は、直接インスリン分泌を促進して血糖値を下げる作用はありません。ですから、一般的に糖尿病治療薬の副作用として懸念される血糖値が下がりすぎることによる「低血糖症状」の発現は、α-GI薬の単独服用では低いと考えられています。

しかし、SU薬などの他の糖尿病治療薬と併用する場合には、低血糖症状が発現することがありますので、その場合は、必ず単糖類である「ブドウ糖」をとる必要があります。α-GI薬の作用の特性上、ブドウ糖以外の糖ではすぐに血糖値が上がらず、症状の回復が遅れてしまうからです。

そのほかにα-GI薬の副作用で多く認められる症状は、「腹部膨満感(お腹が張る感じ)」、「放屁(おなら)」、「下痢」、「腹鳴(お腹が鳴る)」などの消化器症状です。その発生メカニズムは、小腸で吸収しきれなかった糖質が大腸に達し、腸内細菌により発酵されることによって、炭酸ガスや水素ガスが発生し、酢酸、酪酸、乳酸などの有機酸になり腹部膨満感や放屁(おなら)といった症状が発生するとされています。

つまり、消化器症状の副作用は、α-GI薬の作用メカニズムと大きく相関しており、α-GI薬の食後過血糖の改善効果が強いほど、消化器症状は強く発生するといった皮肉な関係にあるのです

以上、α-GI薬について説明いたしましたが、糖質の種類や消化吸収の過程を知ることで、α-GI薬の作用がよくご理解いただけたのではないかと思います。また、ボグリボース(ベイスン®)が耐糖能異常(IGT)の治療薬として承認取得されたことにより、食後過血糖改善の重要性の認識が高まり、糖尿病治療の考え方に変化をもたらすと考えられ、今後ますます注目されるお薬になるのではないかと予測されます。

5回にわたり、経口糖尿病薬の種類や特徴を詳しく説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。今後も引き続き、糖尿病薬に関する情報を提供していきますので、どうぞご期待ください。