2型糖尿病の爺 病気で ドットコム

貨幣は、貸借関係で存在します。貨幣に金や銀の裏付けはありません。
貨幣の裏付けは、供給能力です。

 

恐竜はなぜ1億4000万年も生きたか? の続きです。

2017年06月23日 | 日記
 6月19日から2泊3日で入院して、大腸と直腸の間の癌の手術後の内視鏡検査をしてきました。またまた、ポリープが4個見つかり、除去してきました。癌の話は、前々回に書いておきました。

 若いのに小林麻央さんのご冥福を・・・・。年齢に関係なく慌てて戸惑い、自分を納得させることは、殆ど無理です。我を忘れる事もできません。73歳の私も、激しい混乱の中にいます。この精神状態の説明は不可能です。冷徹に自己分析はできない状態です。

 癌の手術をする時に、手術台で、手術する部分の脊椎から広がる神経路の肋骨から腰の部分の神経ブロック(麻酔薬を適当に流し、痛みを止める術後の対策です。ペイインクリニックという医療機関があります。難病などで痛みが日常的に酷いひとが、こうした神経ブロックという痛み止めの方法をとっているそうです。)の作業を終えると、仰向けになり、全身麻酔が施されます。

 瞬間、口の中の舌が乗っている部分が、麻痺して喉に落ちます。息ができなくなり、慌てました。身体も腕が上がり、看護婦さんの呼ぶ声が聞こえましたが、意識が遠のき、その後ことは記憶にありません。あの状態が『死』であるとしたら、『死』そのものは、あっけなく訪れて意識もきえます。

 『死』そのものは、訪れると瞬間的です。病が進んで、意識状態が悪くなれば、それほど怖いものではないでしょう。

 我々は、生まれてから成長して老いて、『死』に向かって生き続けます。この状態が怖いので、生きるための労働や趣味などの日常生活を送り、『死』のことは考えないように生きています。若い頃の学業、就職活動があります。職業で自分には向いていないのでは、とあの仕事この仕事と決めかねてる人がいますが、向き不向きは、実力がついて行かない場合を除いて、言い分けに過ぎません。

 出会った仕事に毎日従事して、10年も過ごせば、その仕事のベテランになり、専門家になっていることでしょう。選べる職種や会社という状態で、甘えている場合があります。後は、働くために優位であるか否かですが、社会情勢は常に変化しています。絶対に有利な職場などあり得ません。

 働く行為も遊ぶ行為も全ては、『死』の意識からの逃避であると、哲学者のパスカルは言っています。職場を変わりながらいる人は、結局写る度に条件が悪くなるのではないでしょうか。

 若者よ!現在は資本家が怖い物なしに、振る舞い、一部の資本が巨額の儲けを得て、一般民衆を圧迫しています。

 ソビエトという共産主義国家が崩壊して、中国も失敗して資本主義になりました。そこで、イギリスの経済がイギリス病といわれる経済低迷に陥り、保守党のサッチャー政権になり、新資本主義を取り入れて、金融緩和を始めて、銀行、証券会社、保険会社の資金を投機や投資の制限の緩和をしました。そして儲ける人や会社の税金を安くしました。そこで、外国からの資金がイギリスに集まり、イギリスの経済は持ち直しました。アメリカのレーガン政権でも、同じことをしました。日本の橋本政権でもアメリカの圧力で金融ビックバーンとして自由化に向かいます。

 儲ける会社や個人への税金を安くして、金融取引を活発にして、そのオコボレで一般庶民も潤うという言い分けが、されて実行された経済制度です。

 貧富の格差が激しい状態になり、日本の場合は、製品のコストを安くするために、労働環境が変えられました。一度就職すると生涯、勤めることができた、年功序列式労働が破棄されました。中国や発展登場国の賃金安に奪われた職場、と言う事情もありましたが、現在は大資本と一部の優良企業の内部留保が多く、労働者への配分を避けています。正規雇用という条件が消え失せてしまっています。安く、解雇が簡単にできる雇用を法的に整えたのが、小泉政権で音頭取りが、アメリカ帰りの竹中平蔵です。

 世界でポピュリズムが横行しているのは、物や人の自由な行き来ではありません。金融自由化、と高額所得者への税金の安さが富みの偏在を来しています。何故ならば、ノーベル経済学賞を受賞したような天才達が、一般民には理解されにくい金融商品を構築して、庶民の財産を奪い取っているからです。詐欺だと訴えても、金融会社は、一流の弁護士をずらりと並べて対応してきます。勝てません。こうしたことが、世界的な国家の権力者が推し進めています。

 資本家のグループは、もう絶対に社会主義や共産主義へ移行するような事態にはならないという、嘗ての不安がなくなり、横暴になってしまっています。
 

 



 恐竜の話、宇宙の話、素人ながら書き進めてきましたが、地球の生物が多くの環境変化に合っても、絶滅の危機を何回も繰り返しながら、生命が根絶せずに生き続けてきたのが不思議なことでもあります。

 我々の身体には、多くの元素が存在して生命活動をしています。これだけ多くの元素が必要な生命なのですが、宇宙が始まってから早い段階の宇宙では、今、我々人間の身体に必要な元素がまだ揃ってはいなかったようです。

 ドイツのフランホーパーというレンズ職人が、太陽光をプリズムを通してみると光の色が分光される事を知りますが、分光された色の中に、縦に暗く線が何本も写るのを見て、何だろうと研究しますが、その時点では解りませんでした。後にこの黒い線は、太陽の表面に存在する元素の吸収線であったことが判明します。太陽には多くの元素が存在することが解りました。

 下の画像は、現在の太陽の元素の吸収線ですが、現在はその量的要素も含めてグラフで表しているそうです。


 



 次の画像は、遠い星の元素吸収線です。分光の技術の向上で90億光年、100億光年昔の星の光です。



 


 四角で囲まれた部分が宇宙初期の星の元素吸収線です。その種類も量もからり少ない存在です。元素も宇宙の進化が進む以前では、すべての元素が揃ってはいなかったようです。我々生物は、宇宙の進化の産物で、多くの元素ができるまでは、宇宙に生物は存在できなかったのでしょう。

 

 では、元素はどうやって作られるか。


 今、定説となっているのは、ビックバーンで始まったとされている宇宙ですが、なぜ、ビックバーンが始まってかという説明も構築されています。アメリカ人のアラン・グースと言う人が、命名しましたが、『インフレーション』日本の佐藤先生はあまり好きな命名ではないようですが、うまく名前をつけましたね、と言われています。この説明は、下のURLに解りやすく説明されています。

 https://www.athome-academy.jp/archive/space_earth/0000000243_all.html


 この真空のエネルギーによる指数関数的膨張を遂げる宇宙ですが、計算の結果、膨張を始めると、多くの宇宙が誕生し続ける結果になるそうです。『多元的宇宙』マルチバース論と言われています。

 そのマルチバース論では、宇宙によって膨張するエネルギーに差があるようで、我々の宇宙では、膨張して相転移して熱が発生してビックバーンが起こり、次第に拡大してゆく宇宙で火の玉が冷えてゆき、ダークマターができあがり、素粒子が飛び交っていたビックバーン後に、このダークマターの重力で、水素やヘリュームができあがり、それが集められて巨大な星が生まれたとされています。

 宇宙によっては、インフレーションの真空のエネルギーの大きさで、相転移後にダークマターができる以前に急膨張が激しく、物質としての存在ができない宇宙も存在しているのではないか、と推測されています。寧ろ、我々の宇宙のようにダークマターが存在して、物質が生まれて、星が誕生して、銀河群ができあがる宇宙は希少であったのではないかと、言う物理学者もいます。ダークマターが存在せずに物質も構成されないカオスのような宇宙が、もしかしたら通常の宇宙かもしれないとの説を言う物理学者が多くいるようです。

 我々の太陽で、約100億年の寿命だそうで、太陽の5倍、10倍の重さの巨星になると、重力により巨星の中心では圧力も熱も高くなり、核融合のスピードが速まり、5000万年くらいで星の寿命が尽きて、超新星爆発をして終わりを遂げます。初期の星は巨星が多かったようです。

 巨星は、水素が合体してヘリュームになり、炭素、窒素、酸素、シリコン、鉄、この元素のできあがる状態は、急性の超新星爆発の状態で生まれる場合もあります。超新星爆発の激しい勢いで生まれる元素も存在してということです。星の大きさによるようです。
 
 下の周期律表の『鉄26』までは通常の超巨星で作られるそうです。それ以上の重い元素は、超新星爆発の勢いで核融合がされてできあがったりします。また、金などの特殊な元素は、中性子星(超新星爆発の後に残された重力崩壊した残骸に超高密度の中性子だけの星が残る)の合体などによる超高温、超高密度の状態でできるとされています。
 
 



 星の寿命の爆発的な物質の拡散が宇宙にガス状態や僅かなチリ状態で漂い、それが集まり、星が誕生して、巨星の場合は、また寿命がきて拡散する物質。こうして宇宙に物質が広がったそうです。

 我々の太陽系はこうして、現在存在している元素が全て存在したガスやわずかなチリからが誕生したようです。その太陽系は46億年前に誕生したとされています。地球が生成された時点でこの周期律表の元素が全て存在していたようです。その元素をいろいろな形で使いながら生物が地球上で進化を遂げてきたようなのです



 ちょっと休憩します。病院での絶食2日間、ポリープ除去などで無理ができません。



 

 

恐竜は1億年以上も生存を続けたという? 2017年6月12日整理追加をしました。この続きは時間をください

2017年06月10日 | 日記
 タイトルに『?』をつけたのは、現在、判明している地層から、地球の歴史を推測しているわけです。実際に1億4000万年もの長い期間に地球に異変がおきていなかった証拠はありません。また化石からは遺伝子を抽出できないので、地層から出てくる恐竜の化石の『種』が同じであることは特定は困難です。

 しかし、1億4000万年以上も恐竜時代が続いてとしたら、食料の植物が気候変動で少なくなったり、その影響で肉食恐竜も生存の危機が訪れたりしてきたはずで、色々な環境変化に対応してきたと推測ができます。または、偶然のことで、地球環境が安定していた。太陽活動も安定していた時期が、1億4000万年以上も続いたということでしょうか。これも?です。

 地球上では、酸素の濃度の変化がおきていたそうです。恐竜が生息していた時代は酸素濃度はどうなっていたのでしょうか。恐竜の生き残りとされている鳥類は、肺に気嚢という物がついています。この気嚢というのは、空気を吸い込む部分と吐く通り道が別々なので、つねに新しい空気が通過していて、酸素の濃度が薄いぶぶんでも効率がよいようです。

 この気嚢のシステムが恐竜にもあったのではないかといわれています。巨体を持つ恐竜の行動はこの肺にある気嚢システムがささえたのかもしれません。
 
 では、ほ乳類はどうかといいますと、横隔膜があります。複式呼吸や、胸を張ると大きく空気を吸い込む事ができますが、横隔膜で肺への吸入が多くなり、効率が良くなっています。
 
 こうしたことは、地球上で空気の中の酸素の濃度に変化があり、そうした環境の変化に対応してきた生物が生存競争で生き残ってきたのではないかと推測します。

 太陽系は、銀河を周回しています。最近、我々の銀河の姿が少しずつ解ってきています。我々は、勿論、太陽系外へも出た事がありません。ボイジャー1号機(木星と土星の探査機、として2号機とともに沢山の画像を届けて我々も見た画像がある)が太陽圏から脱出して太陽系外への旅に向けて進んでいます。
 
 太陽風の影響下、太陽磁場から脱出を試みています。40年かけて、秒速17キロメートルの速さ、時速に直すと 17キロx3600秒で 61200/時、要するに時速61200キロメートルで進んでいるボイジャー。
 
 宇宙の大きさに圧倒されることですね。そして、太陽系の一番の外縁部の『オールトの雲』(氷の小惑星が漂う雲のような部分が取り巻いていると言われている)に到達するにはまだ相当の年月がかかるということです。

 こうして、我々人類が放った物質で一番遠くへ飛んでいる物体がボイジャー1号機なのです。望遠鏡の発達で、電磁波での観測で、150億年まえ(正確に述べると138億年です)の銀河などがとらえられています。138億年の昔に放たれた光が、今、届いているのを発見している訳です。

 電磁波というものの説明をしておきます。


 



 上の図で、可視光としてるのが、我々人類が眼球でとらえられる光です。良く皮膚癌になるので紫外線には、気をつけよう、とかオゾンホールがみつかり、宇宙線や紫外線が強く当たるおそれがあります。というニュースが流れたりしますが、紫の光の外の高エネルギーの紫外線は我々人類に見えない。また、エネルギーの低い赤外線も我々には見えない。赤外線のそとの電波は尚、見えないのです。また、紫外線の外の高エネルギーの波長の短いX線やガンマー線も見えません。

 しかし、宇宙では、こうした可視光以外の『電磁波』が飛び交っています。それをとらえて可視化して表現して、宇宙を覗いてきたのです。

 そうした技術がどんどん進み、我々の銀河の形もある程度は解ってきているそうです。


 




 図のように、我々の銀河は、棒状の中心部があり、スパイラルアームという星の渦巻きがあることが解ってきています。また銀河はまだ大きく発達段階にあることも解ってきています。
 我々の銀河の周辺には、矮小銀河が多く存在してきて、合体がおきているそうです。全体が解明されてはいないが、ある程度の状況は判明してきているそうです。


 



 上の図のように、何億年単位での矮小銀河が、銀河本体の重力で引き延ばされて、合体をしている現状なのだそうです。
 
 また、1億4000万年周期での寒冷化が地球を襲っているのが化石から判明しました。その長期の周期での寒冷化現象の原因は、現在推測されているのは、太陽系は銀河の中を周回している時に、スパイラルアームにさしかかると、寒冷化が起きて、3.5度の温度が下がり寒冷化が生じたと推定されています。

 この寒冷化は、たとえば人類史の中で言うと、250年くらい前に地球で起きた、小氷河期と言われる現象で、0.2度の寒冷化を起こし、英国のテイムズ川が氷ついてしまった現象があります。
 
 ヨーロッパでは、主食の麦が育たずに、悪魔の食べ物としてきた、南米の高地の寒冷地で育つジャガイモを主食に一部に取り入れるしか生きてゆけない事情が生じてしまいました。現在のヨーロッパの食文化にあるジャガイモの文化はこのときに起きました。

 恐竜に羽毛が生えていたという証拠が出現しているが、気候変動に対応してのではないかという説があります。

 宇宙物理学では、仮設を立てて、実証してゆく、或いは、発見して証明してゆく人との住み分けがあります。宇宙物理学が発展してきた今、宇宙の起源までせまろうかという仮設も登場して、ニュートン力学での重力の問題点を踏破した、アインシュタインの重力の説で、『重力は時空の歪み』でるといことが、ことごとく証明されてきました。最後の実証項目であった、『重力波』の観測も2回成功しています。しかし、重力の実態がつかめていないのが現状なのです。

 重力の実態がつかめていないというのは、我々の宇宙はビックバーンで始まった。という仮説は、実証されてきました。ビックバーンのなごりの『宇宙背景放射』がとらえられて、その地図が書かれています。下の図がその宇宙のビックバーンの残照を観測して温度を色分けして示してあります。この温度は、-270.4℃であることが示されています。非常に低温です。絶対0度は、約-273度です。温度を色分けして、そのムラを示したのは、このムラの部分で、ダークマターの重力で、水素やヘリウムが集まり、巨大な『ファーストスター』という一番星が輝きだしたとシュミレーションで実験されています。

 このダークマターが何でできているのかが解らないのです。ダークマターは、電磁波ではとらえられないのです。銀河を形作っているのもこのダークマターのおかげだといいます。我々の身の回りにも存在するそうで、人間の触覚でも感じないし、臭気もありません。

 一時期物質の最小単位の素粒子の標準理論がありました。この標準に困った事が起きていました。理論を組みてると、素粒子の重さが無い状態でしか理論が構成されません。重さがZEROであることは、素粒子が集まらずに、光の光子のように飛び交ってしまいます。物質ができません。

 そこで50年前に、それでは、重さのある粒子を別に考えて作り出せば良い。という考えをした人がいました。ヒッグスと言う人でした。当時はあまりに都合が良すぎると受け入れられない理論でした。

 この中々見つからないヒッグス粒子という理論の粒子。大きなエネルギーでの陽子の衝突実験がスイスとフランス国境の近くで巨大な加速器で実験が始まり、ヒッグス粒子らしきものが見つかりました。このヒッグス粒子の重さの状態で、ダークマターの候補として研究してきた超対称性粒子の理論が正しいかどうか決まる緊張の瞬間。意地悪なものです。ヒッグス粒子は、否定も肯定もしない範囲の重さを記したのでした。

 その後で、ダークマターの候補であった、超対称性粒子の発見にこの加速機でおこなわれましたが、見つかっていません。超対称性粒子という説は、標準理論の素粒子が、鏡に写されたように全く同じものがある、とした理論で、それがダークマターの正体だと言われ続けてきました。この考えは、反物質の存在が証明されて、それがヒントになっています。

 今、ダークマターが何からできているのか天才科学者が挑んでいます。

 我々の宇宙では、ダークエネルギーの働きで、加速度的に膨張をしていることが実験で示されています。この激しい膨張に抵抗するようにダークマターの重力が物質を集めて、星を創り、銀河をつくってきたと考えられています。そのビックバーの背景放射の僅かな温度のムラが、物質を創ってきた(水素とヘリュム)と考えられています。この温度のムラは、僅か10万分の1程度のムラを強調して示してあります。
 
 
 



 では何故ビックバーは起きたか、という疑問が生じます。この疑問への仮説が、20世紀後半に立ち上げられています。ここで登場するのが、『ダークマター』という重力の塊と『ダークエネルギー』という宇宙を膨張させている物の正体が解明されていないのです。『ダークマター』という重力の塊は間接的に観測がされています。宇宙を膨張させているという現実の状態を説明するのが、『インフレーション理論』です。

 我々が今まで教えられてきた、真空の概念が変わりました。真空中には何もないのではなく、素粒子のようなものができては消えを繰り返していて、この宇宙の一点に針の先ほどの物質ができて、この真空のエネルギーで、指数関数的に膨張が始まり、光よりも早いスピードで膨張をはじめた、としてあります。難しい計算があります。しかもアインシュタインの相対性理論に基づいて計算した結果、このインフレーション理論が支持されています。この論文は、日本人の東大の名誉教授になっている佐藤先生の発想とたまたま同時期にアメリカの素粒子物理学者が到達して理論でした。

 現在、このインフレーションの証拠として、宇宙背景放射の中に、インフレーションで起きた重力波が観測できるのではないかと観測がされています。ビックバー直後はの宇宙は高温で密度が高く、その後ろ側の様子が電磁波ではとらえられないのです。
 高温状態というのは、素粒子や原子核などが、密集して激しく動き回っている状態です。電磁波が通り抜けない状態なのです。ですからこのビックバーの直後は観測が難しい状態なのです。そこで重力波であれば貫通して伝わるとのではないかと、世界中で観測しています。 また日本のお家芸のニュートリノも電気を帯びていないので、貫通力があり、インフレーション理論の検証に役立つとされています。

 熱とは何かの説明です。電子レンジで物を温める場合は、電子を暖める物に当てて、内部の分子を振動させます。振動が激しくなればなる程温度があがります。この原理を利用しています。

 重い物体があると、時空が曲げられるというアンシュタインの理論どうりに、宇宙の重い物質、たぶん『ダークマター』の塊がると思われる部分があり、その重い塊のダークマターの向こう側の銀河団の光が、時空の歪みで光りが曲げられて届いている現象(アニシュタインの理論の証明の一つ)を確認して合成写真にも残されている。

 宇宙の写真として我々が見ているものは、可視光やそうでない電磁波でとらえたデーターをデジタル化して、沢山の色のフィルターを通した光を、解りやすく強調されて画像化しているのです。デジタルカメラの画素数の凄いのが望遠鏡につけられて、今は、便利になり、鮮明なカラーの写真として、我々も見ることげできています。

 しかし、最近の観測や実験などから、足元の我々の地球の生成の過程が判明していない状態になりました。太陽の周りで、何故、惑星が固まって纏まったのかが解っていないのです。重力でガスやチリが合体してできた、ということになっていましが、たとえば地球上の海岸の『砂』粒がくっついて大きくなることはないのが解ります。砂粒にも重力が働いているのですが、くっつかないのです。どうしたら、重力で合体する大きさの微惑星になれるのか、ここが判明していないわけです。海の砂は指の間からこぼれ落ちてしまい、決して塊にはなりません。困ったことになっています。

 ここまで書いてきたのは、恐竜がなぜか、1億4000万年も生き続けられて、人類は破滅への道を歩むのかということが言いたかったのです。

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