2型糖尿病の爺 病気で ドットコム

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貨幣の裏付けは、供給能力です。

 

癌の免疫療法 『免疫チェックポイント阻害薬』 2015年には開発されていた ノーベル賞受賞で異常人気、副作用が心配

2018年11月24日 | 日記
 すみません、日本では、この『免疫チェックポイント阻害薬』は『オクジーポ」という名前で出てます。高額のため保険適用外医薬品になっています。現在、ドンドン進む格差社会で、病も金持ちが優遇される時代になりました。

 サッカーの勝利とか、何かあると、渋谷で集まり、酒を飲んで、不満のガス抜きをして、終わっていますが、良く考えましょう。自分に降り(ふり)掛かる火の粉は、民衆が良く認識して、酒飲んで暴れるのでは無く、権力のしたい放題なのに気づくべきです。

 テレビや新聞では、ハッキリと政権批判ができなくなっています。いつの間にか、権力者の都合の良いようにもっていかれます。権力者・政治がな何かを決めるときには、かならず、利権がありその利権のために動いています。

 外国人労働者を使えるようにした法律もかなり急いで、決めてしまいました。どこかで、大きな利権の取り合いがあったようです。安い労働力は企業にとっては、かなり魅力的なのです。しかし、ヨーロッパで、ドイツのメルケルが辞任に追い込まれました。イギリスでは、ユーロ圈から離脱します。

 アメリカでは、黒人の大統領のリベラルのオバマが8年在籍して、白人の危機意識から、トランプの我が儘政権が誕生しました。中国とロシアの独裁と闘っている様に見えますが、アメリカ・ファーストでしかありません。覇権争いでしかありません。
 
 世界では、中国へ富みが集中しています。また、アジア諸国でも経済発展という思考が政治的に意識されています。第二次世界大戦前のような、富の偏りが少なくなりなり、ヨーロッパやアメリカ、一時は、日本も経済成長しましたが、76億人の世界の人口で、イスラム圏や貧しい国での人口爆発があり、そうした国では、権力者の周辺でしか、良い暮らしができては居ません。

 貧しい国では、ヨーロッパが植民地時代に勝手に作った国境線で仕切られて、国家意識があまりなく、教育や、産業を作り、立派な国家にしたいという意識はありません。いつも先進国の犠牲にされてきた長い歴史があります。

 EU内の経済格差で、良いくらしができるドイツやイギリスに移動がはじまって、企業経営者や権力者は安い賃金で働く労働者は大歓迎ですが、福祉や医療費などで、良い社会を築いてきた人にとっては、良い社会では無くなることで、犯罪率も多くなり、結局、極右が台頭して、国内での混乱がおきています。

 中東のシリアの内戦から始まった移民の動きにヨーロッパ諸国は、恐怖を感じ人が多くて、混乱しました。また金儲けのために、移民斡旋業者の動きで、アフリカからヨーロッパに移民が殺到しました。


 疲れるけれど、問題意識を持とう。自分で自分の首を絞めてることになっている。



 私も、大腸癌の手術をして、3年を経過しています。毎年、内視鏡の検査をしていますが、過去、2年間に2度の内視鏡検査をして、複数のポリープ除去を繰り返しています。いつかは再発するのではないかと危惧しています。

 画像などを追加して、解りやすくしたつもりです。一部間違いも訂正しました。 

現在の臨床現場では、免疫療法が効果がある人と、そうではない人とがあり、色々な癌で効果のバラツキもあるようで、日本では、皮膚にできる黒色腫(ほくろのような皮膚癌に厚生労働省で認可が下りている)から肺癌などに効果がでているようです。

 そもそも、抗癌剤などで、完全に除去できないで、再発を繰り返す原因として、癌幹細胞が見つかり、癌幹細胞の生き残り戦術の一部を前の項で紹介しましたが、癌は、元々、患者の遺伝情報を持った、自己細胞が変異して、身体のそれぞれの臓器(身体中の皮膚も含めた生体を臓器として表現します)の細胞の変異状態の暴走です。人間の癌の攻撃に対して、耐性を持ったり、自然の状態での免疫の攻撃を逃れたり、血管を呼び込んで、酸素と栄養分を取り込み、増殖、転移をして、生物としての人間の状態とよく似た生物反応をしています。

 しかし、癌細胞は、正常細胞を妨げる方法で、臓器を占拠してしまうので死亡に至るということのようです。

 感染症の場合、人間である宿主がすぐに死んでしまうと、感染菌の生存もできなくなります。そこで、宿主が中々死亡しないように感染をするようにしているのが多く、エボラ出血熱のウィルスは、破滅型ウィルスと呼ばれています。感染から宿主の人間は、速く死亡に至るからそう呼ばれています。エボラウィルスも人間に出会う前には、別の宿主がいて、長く寄生していて、発症はしていなかった宿主が存在していたようです。

 癌は、それ自体が生物として完成して寄生しているのではないので、生き残り戦術が発達はしてきているようですが、ある意味では、宿主の人間の一部としての機能が残っているので、宿主との共生という仕組みがないので、宿主が死ぬまで増殖を続けます。

 私たちの身体は、生命活動が元気であれば、そのシステムが、常に生き続けようとしています。所謂、風邪のウィルスに感染すると、免疫機能が働き、その働きのために熱が出るという状態になります。免疫が感染症の原因細菌やウィルスと闘うのです。原始の世界で哺乳類が誕生した地球上は、微生物が無数に存在して、闘いながら生きてきました。現在も微生物との共生が行われている、一方で、異物にたいして激しく攻撃を加えています。

 私達の身体は、その生体に害がある異物に攻撃される過去の情報を身体に記憶している部分があります。そこで、免疫細胞がその情報を得て、異物の攻撃をしているとされています。

 私達の身体では、骨髄で赤血球や白血球が創られています。その内の白血球の中の、『T細胞』が若い頃に存在する、『胸腺』という臓器で、免疫細胞の『T細胞』が、過去の人間に害をする異物情報を与えられて、多分、多くの異物を認識するレセプターを作るのではないかと思われます。そうして、身体をパトロールして、感染菌に対する防御をしているようです。

 しかし、この胸腺という臓器が、長生きではありません。20歳を過ぎるとこの胸腺が衰え出します。人間の歴史の100年くらい前までは、その寿命が50歳~70歳くらいでした。しかし、300年くらい前ですと、50歳が通常の寿命のようでした。免疫機能も30歳で女性の出産は終わり、子供が大人になり、40歳から50歳で寿命を迎える時期に合わせた胸腺の寿命ではなかったか、と推察されます。進化とは、速く進む部分もありますが、中々遺伝的な突然変異が起こりにくいものもあるでしょう。

 そこで、胸腺が消滅しても長く生き続ける人類は、この免疫細胞の『T細胞』が新しく作られなくて、高齢になるとかなり弱ってしまう個人差が生じます。年齢を重ねるに従い、諸々の組織が衰えてきます。若いころから、毎日、作られる癌細胞は、若い身体での抵抗などで、癌化した細胞が、働かずに休眠状態こなることも発見されています。中年から高齢にかけて、癌化した細胞が増殖を始めます。

 ここで私見ですが、癌細胞は、その、個人に特有にできます。古代から、癌との闘いを身体でしてきていますが、人間の身体の外では、癌細胞は生きられません。従って、細菌やウィルスのように、耐性や、環境の変化に合う共通点がありません。それぞれの個々の身体の条件で、癌もいろいろな方法で耐性を獲得したり、生き延びる訓練の経過をたどります。その時期がある程度に完成するには、時間を要して、中年までの時間的要素の年齢が必要なのではないか、と推察します。原則として、若い人に癌ができない大きな理由ではないかと思います。

 そうして、私たちの身体は、あまりにも複雑で、発見されていない、生体システムが沢山、存在していて、ドンドン研究が進んでいますが、ほんの僅かしか、解っていません。癌免疫療法ということは、かなり前から考えられて、いろいろな療法が存在しているそうです。しかし、キチンと科学的な検証がされている薬や、療法であることの確認が必要で、民間療法で悪化したり、余病が出てしまったりしますので、用心です。

https://www.natureasia.com/ja-jp/jobs/tokushu/detail/229

上のURLは、T細胞が胸腺で教育される京都大学、大学院の報告です。

 
 では、免疫療法の現在の状態を乏しい能力で勉強してきましたので、アウトラインをのべてみます。

 以前の免疫療法は、癌を攻撃する、T細胞を活性化して、癌幹細胞を殺す、というシステムでした。これがあまり効果がありませんでした。また、抗癌剤の攻撃に癌幹細胞が、変異をして耐性ができて、抗癌剤が効果が無くなったりして治癒ができませんでした。

 そこで、発想の転換が起こりました。通常の免疫が働く、感染症などの部分では、免疫細胞が多くあつまり、攻撃対象の物質の周辺に、免疫のT細胞も多く集まっていました。しかし、その周辺に『PD-1』というT細胞の攻撃を止める物質も多く存在していました。この物質は、『PD-1』と言われて、免疫が働く場所に多く存在する不思議がありました。この『PD-1』は免疫の暴走を防ぐブレーキの役割をしているそうです。突然に大量に出現する『PD-1』に免疫学者が(癌の研究者は、免疫療法は効果がないと決めつけていました)感染源にこの『PD-1』があつまるのは、一遍に即効型で攻撃するのではなく、ブレーキとアクセルを微妙にコントロールして攻撃しているのではないか、と推察して、『PD-1』の実験を始めたのでした。

 

 うえの画像は、PD-1が働かない組織が免疫が集まり、癌を攻撃している様子。

 
 
 関節の画像も、PD-1がないと多くの免疫細胞が集まってくる。


 

 

 免疫が良く機能している状態の方が、長生きができると言うことでしょう。

 

 PD-1が働かない状態が進むと、マウスの心臓に免疫が働き過ぎて、炎症をおこしている。負の部分もある。 
 
 
 ここで、免疫のブレーキを制御する物質を作れば、免疫が大きくその働きに効果があると研究者は考えました。そこで、癌幹細胞を調べた結果、癌幹細胞には、『PD-L1』という『T細胞』のブレーキのレセプターを押し続ける腕が存在しました。癌幹細胞は免疫の攻撃に、この免疫システムのブレーキの『PD-1』が働くレセプターのブレーキを効かせる部分に『PDーL1』という物質の腕がブレーキのレセプターに取り付いていて、今までの、『T細胞」の活性化や、増強では、効果が無かった理由を発見できたのでした。

 

 癌幹細胞が、『T細胞』のブレーキのレセプターを機能させている模式図


 

 『免疫チェックポイント阻害薬』が癌の腕を外して、ブレーキのレセプターに蓋をするようにブロックをしている模式図 



 免疫が働かないように、癌が免疫のブレーキのレセプターを押している状況が判明しました。そこで、癌幹細胞のこの『PDーL1』という腕を除去して、しかも人間の本来持っている『PD-1』という免疫のブレーキ(免疫機能が暴走しないようにブレーキとアクセルを使い分けて、高速で攻撃しないようにブレーキも掛けながらゆっくりと穏やかに攻撃をして、免疫の暴走を止めていた状態のようです。実に精密機械です。)その『PD-1』が働らかないように、免疫細胞の『T細胞』のブレーキの役目をするレセプターに蓋をして、免疫機能のブレーキが効かないようにした薬が、『ニボルマル』として登場したわけです。上述してありますが、日本では、皮膚癌の一種で、『メラノーマ』に認可が下りています。このメラノーマ『ほくろのような黒色腫』で転移は、肺などや、骨に転移してりします。早期治療が必要です。

 この『ニボルマル』という免疫を止める『PD-1』が働かなくなる状態に効果を出すと、年単位で有効となり、完全治癒は殆ど無い状態ですが、小さくなった癌との共生という形での生存が可能のようです。癌に対する万能薬ではありません。
 今までの、免疫療法との違いは、今までは、免疫機能のアクセルをつかって免疫機能の活性化を促す方法へ進んできました。効果が全くありませんでした。しかし、ブレーキを外すという発想の転換が、癌研究の外の免疫学の世界からのアプローチで発見に至りますが、癌の研究者、製薬会社などの、免疫療法の失敗例から中々前向きな状況ではなかったようです。アメリカでも、日本のこの論文の情報で研究がされましたが、臨床現場で、免疫療法への不信感から、患者を回してくれない状況があり、研究や治験が遅れた状態であったそうです。

 『免疫の病気』というのがあります。『自己免疫疾患』と言いますが、前回では、リュウマチの事に触れました。俗に言う『アレルギー』という病気も自己免疫疾患です。花粉症になる人と、ならない人がいます。ならない人が健康であるとは限りません。花粉症は、目に見えない杉花粉にたいする防御、檜(ひのき)の花粉を防御することや、稲の花粉にも反応する人もいます。ALS(筋萎縮側索硬化症)や、所謂 膠原病といわれる多くの免疫疾患がここに入ります。かなり多くの患者さんがいます。リューマチもはいります。

 花粉症は、鼻や目で、異物侵入と信号が出て、免疫システムが働き、鼻では、鼻孔の部分に免疫があつまり、粘膜が腫れてしまい、鼻つまるりがおきたり、花粉を洗い流すために、鼻水が止まらなくなったり、目には、異物侵入で、涙で洗い流す仕組みで涙が止まらない現象や痒みをともなうそうです。

 他には、大きな病気として、ALSや膠原病と言われる免疫疾患があります。膠原病の中には様々な病気が存在します。こうした事は、免疫が、攻撃しなくても良い部分に攻撃をして、自らの身体を攻撃し続けることからおきています。

 免疫機能を止める、『PD-1』阻害薬では、こうした免疫システムの暴走を促す、大きな副作用が出てくる可能性もあります。また、人により効きかたが違うのには、前述しているように、胸腺が無くなる年齢が22歳くらいで、新しい『T細胞』が作れない状態がその後の人生で起こります。そのために、高齢化した、T細胞が衰えていて上手く機能しない人も多く存在します。現在、iPS細胞で新しい『T細胞』が作れないか研究がされています。

 私は、花粉に反応しません。2型糖尿病で、どちらかというと、機能免疫が衰えているからかもしれません。

 糖尿病患者で、気がつかずに足に怪我をしいている場合があります。神経障害で足の裏から、足首の下あたりに、感覚が麻痺してきたりしている場合に痛みを感じなくなっていて、傷ついたことが解らないばあいや、その傷口に感染症になり、生体が破壊されても、通常は痛みを感じて、治療となるのですが、神経障害が起きていて、痛みを感じずに、足の大部分が腐り壊疽となり、切断を余儀なくされるわけです。その際に、確りした研究がされていませんが、2型糖尿病で、免疫機能が衰えている場合が存在します。足の傷が直りにくい、癌になりやすい、肺炎になりやすい。などの病気が加齢と共に、長い2型糖尿病の経過で、免疫機能が衰えている場合が存在しているのではないかと感じています。その結果、足を切断しなくてはならなくなるまで、痛みも感じない人がいます。

 お酒で糖尿病になったりしたりして、酒を飲めなくなるなら、死んだ方が良い。と呑み続ける人がそうなる可能性がありました。しかし、血糖値を下げる薬剤が多く出回り、障害を持つ人も少なくなりました。しかし、血管の病気と言われる、2型糖尿病は、全身の血管が脆くなる病気です。毛細血管が損傷されて、末梢神経が損傷してきている、とされていますが、詳しく述べた本でも探して強してみますが研究がされていません。

 こうして、免疫は、その本人をも攻撃してしまう誤作動を起こすことがあります。そのために、免疫システムが集まり、外敵を攻撃し始めると、その免疫の機能が暴走しないように、免疫システムを止める物質(PD-1)が多く出てきて、攻撃を緩やかにするように働きます。車の運転で例えれば、アクセルとブレーキを両方を踏んで居る状態です。免疫が活発になればこの『PD-1』もその患部付近のT細胞周辺に多く存在することを発見して、T細胞のブレーキ物質に注目したのです。絶妙なバランスで、自らの身体を攻撃しないように工夫があったのです。

 以前の免疫療法は、この免疫システムのアクセルを踏む状態の薬を投与して、免疫細胞のアクセルの部分の受容体に効く薬の工夫をしていました。しかし、癌幹細胞は、免疫システムの『T細胞』ブレーキの物質の受容体にはまり込む、『PDL-1』という腕を出して、免疫のT細胞のブレーキを押し続けていたので効き目が無かったアクセル対策でした。

 今、注目を集めているのが、癌が放出している、このブレーキの腕のPDL-1を破壊して、免疫を抑制していた、『PD-1』を効かなくする薬、すなわち免疫のブレーキを働かないようにする薬が開発されて、癌が完全に消えない場合もあるが、癌との共存で、延命をするという考え方になります。

 


 免疫細胞が癌細胞を攻撃している。T細胞の中の赤い物質が、パーポリンといって、癌の攻撃物質


 


 上の図で、この免疫チェックポイント阻害剤・ ニボルマムが効きやすい癌とそうではない癌が存在している。

 図にも記されているが、遺伝子変異の大きな状態が、免疫システムが発見しやすいようで、変異が激しい、事例として、遺伝的に癌になりやすい遺伝情報を持つ、両親から受け継いだ遺伝病といっても良いような人が、20歳で大腸癌になり、この免疫チェックポイント阻害薬の投与で、日常生活を送り、絶望てきな癌から、癌が消滅しているわけでは無いが、癌細胞が小さくなり、共生生活をしているようです。この『免疫チェックポイント阻害薬』は、遺伝子の変異が大きい癌では、免疫機能が発見しやすい状況のようです。

 癌が根本的な人間の長生きが遠因であることの解決にはなっていないが、『T細胞』がiPS細胞で作れることが、万能性を発揮できることになるのではないか。

 もしかして、人間の長生きは、自然の摂理に反しているのかもしれない。

エクソソーム 細胞同士の情報のやりとりをしている 癌幹細胞が出すエクソソームが注目されているが、色々な病気の原因も作っている可能性がある

2018年11月02日 | 日記
 2018年11月3日 追記 修正箇所があります

 まずは、ヒトゲノムの解析が終わり、遺伝子関連と病気の関連が調べられました。特に、自分の細胞が癌化してしまうのを、癌幹細胞がみつかり、その癌幹細胞が生き残るために、どんなシステムを使っているかが研究されます。色々な毒物を使った抗癌剤の攻撃をかわす、癌幹細胞が残り、癌再発が起きて、毒物を使った抗癌剤は、普通の健康な細胞も攻撃するので、激しい苦しみが副作用として患者を苦しめてきました。それでも、癌幹細胞は生き残って再発、再々発が起きて完治はできませんでした

 細胞内の核遺伝子の模式図がしたの図です

 


 二重螺旋構造として、人間の進化の歴史の情報が入力されています。過去に、ウィルスに感染して、そのウィルスの遺伝子も取り込んだ可能性も調べられています。ヒトの生存に必要な物質が取り込まれたと、いわれています。遺伝子、DNAは、下の図のように、4つの塩基が、決まった相手の塩基と接続されるそうです。この結びついたDNAが別れものが、メッセンジャーRNAとなり、タンパク質などを創ります。膨大な情報を持つメセンジャーRNAです。

 しかし、全てのメッセンジャーRNAの情報からタンパク質を創る必要はないようで、使わない部分のメッセンジャーRNAは短く切れて、マイクロRNAになります。
 
 『マイクロRNA』といわれているのが、この短く切れたものだそうです。このマイクロRNAがメッセンジャーRNAにとりつき、マイクロRNAにとりつかれた、メッセンジャーRNAはその部分の働きを辞めるシステムになっているそうです。したの図が、メッセンジャーRNAに取り付いたマイクロRNAの模式図です。

 

 マイクロRNAががっちりと接触せずに、一部だけ付いているだけで、その部分での機能を止めることができるそうです。
 
 こうして、メッセンジャーRNAの働きをコントロールして、生体の管理をしているそうです。こうしたマイクロRNAやメセンジャーRNAや諸々のタンパク質などが、油脂の薄い膜に包まれて細胞の間を行き来して情報を伝えているようです。これが、エクソソームと言われて、我々の細胞同士が機能して、生態反応をしている、一部であると研究が進んでいます。
 
 癌幹細胞は、生体の中では或意味では、異物です。その異物が生き残るために、免疫機能からの攻撃を押さえる役目のメッセージを送り、免疫機能が攻撃を中止します。また、血管に働き掛けるマイクロRNAを出して、血管を癌幹細胞に導く役目もマイクロRNAの指令で、血管が伸びてきて、酸素を受け入れたり、炭酸ガスを除去したり、栄養を取り込んで、生き続けます。
 
 私たちの身体もこの酸素を使い生き続けます。この酸素が活性化してしまう激しさがあります。活性酸素は健康な細胞も癌幹細胞にも有害な物質です。地球上の生物には、大量に使われると毒として、その生物が生きられなくなります。我々の身体には、微量な量が必要でもありますが、所謂、微量の重金属のたぐいは、毒になるものが、生きてゆくのに、必要不可欠になります。酸素の活性力の強さを利用して、赤血球の中に、鉄分を含ませて、その鉄との活性力の強い酸素との化合物として、『酸化鉄』として、赤血球は、毛細血管にも酸素を運んでいます。その活性酸素を除去するシステムが生体には存在します。『シツチン』という物質が、『グルタチオン』という抗酸化物としで使われています。『癌幹細胞』に、この『グルタチオン』を作るシステムがあり、活性酸素を除去しています。抗癌剤には、この活性酸素も使われてきました。免疫細胞が異物を攻撃するのにも、活性酸素での攻撃です。癌幹細胞の活性酸素を除去する『グルタチオン』を作るシステムが発見されています。
 
 従って、このシツチンから作る『グルタチオン』を作るポンプの役目の『xCT』を破壊すれば、癌幹細胞が活性酸素で破壊することができます。下の模式図は、解像度が悪いのですが、癌幹細胞の『xCT』がシスチンを取り込み、『グルタチオン』という抗酸化物質を作ります。



 

 エクソソームの中には、アルツハイマーの原因物質も発見されているようです。

 

 こうした、癌や難病の研究から、我々の体中の細胞から、メッセージ物質が放出されていて、体中に張り巡らされて血管から全身に多くのメッセージが、ばらまかれています。

 ところが、この精密な身体の臓器や、各細胞などのメッセージに、アメリカ大統領トランプ流に言うと、フェイクニュウースが多くまざっています。トランプのフェイクニュースの指定は、自分に都合が悪いものをフェイクといっています。しかし、アメリカン・ファーストと、というウイルスをばらまき、世界が混乱しています。その結果、世界秩序に都合の悪い病気にもなり始めています。

 トランプを強烈に支持した白人の弱者の石炭産業に従事していた人が、必ずしも就職できた訳ではなく、自動車産業でも、自動車が、ガソリンエンジンで動く時代ではなくなってきています。

 中国との関税戦争では、白人の弱者が、ウォールマートの安売りが生活支えていましたが、殆どが中国製でありました。関税が高くなり、小売価格が上昇してしまい、生活苦が広まり始めています。

 しかし、株式市場は、激しい乱高下を繰り返しています。直近の儲けを考える投資家が、売り急いだり、買い急いだりして、取り合えずの利益確保に一気一夕をしています。経済学では、統計学や心理学などを、屈指して工学的に相場を推定していますが、トランプ流のウィルス的な政治経済運営に、アメリカが儲かる、と思っていても、世界の工場の中国の衰退は、アメリカ社会の消費行動が景気を引っ張ってきた経済がですから、大きくゆらいでいます。

 強烈な外科手術が、アメリカの人の心に不安感をあおっています。病が治ったように感じていても、『根本的な部分の病気の巣』を帰って多く残してしまったのが、アメリカ市民の不安感に繋がっています。それを直視できるか、取り合えず株式相場が以前より値上がりしているので、共和党は静観しています。新しい病気の巣がつくられるかもしれません。

 

 実際の病気の一例を挙げます。特に女性が多く掛かる、『関節リュウマチ』があり、激しい痛みを伴って、関節が固まってしまう病気です。この病気の原因が、免疫機能が異常を起を起こしていることは、判明していましたので、薬の開発は行われてきました。

 しかし、進行が速い患者さんの場合は、発症してから見る間に寝たきり状態になってしまたりしていました。

 私の『在宅介護の日々』というホームページの掲示板に投稿があり、病名の記載はありませんでしたが、『ペインクリニック』とあまり聞き慣れない医院に通院してる事が書かれていました。結婚をしていて、お子さんが成長していて、高校生、と中学生であったと記憶しています。関節リュウマチの痛みに耐えて、離婚して、実家に戻り、働きながら子供を育てているようでした。難病は家族の崩壊も招きます。

 この『関節リュウマチ』は世界的な病です。実は、この関節リュウマチは、免疫システムのフェイクニュースが流れて、免疫が攻撃する相手がいないところに、免疫の攻撃物質が集まり、異常を起こすのですが、このフェイクの情報が免疫機能を狂わせるのかが、エクソソームや、マイクロRNAなどの研究から、免疫システムのフェイク情報を、みごとに見つけ出せて、従来の薬との併用で、完全治癒しない人もいますが、日常生活ができるようになり、結婚もして出産する勇気もでてきています。このリュウマチの痛みを抑えるペインクリニックは、麻酔科の医師が私に、大腸癌の手術の前に、背中の脊椎から出ている神経に沿って、左側の心臓の下あたりから、腰の部分の神経に術後の痛みを感じさせないように、神経に麻酔薬を定期的に送り込む装置を付けて、痛み止めをしました。そのお陰で、痛みは殆ど感じませんでした。手術の翌日から、リハビリで歩くようになりました。

 さて画像にもありますように、癌幹細胞は、抗酸化物質の『グルタチオン』のお陰で長生きをしてます。そして、細胞分裂に必要とされている、活性酸素が無いので(癌幹細胞は、生存の危機を起こす、活性酸素を除去するシステムを持っているので、癌幹細胞が長生きで、我々の身体の中では、細胞分裂もしないので、見つかりにくかった。そのために抗癌剤や放射線で殺すことができずに、癌の完全な治癒が難しかった。)から除去できなかったので、自己分裂がしにくい状態なので、眠ってしまった細胞、として休眠細胞と名付けられたこともあります。活性酸素の刺激で細胞分裂をするそうで、そのために、抗癌剤や放射線での除去ができなかったのです。しかし、抗酸化物質のグルタチオンを作る、『xCT』というポンプのようなものを破壊すれば、癌幹細胞は、抗酸化物質を作り出すことができずに、破壊がされてゆきます。

 しかし、新しい薬を探し出し、開発して、人体への副作用などを調べてゆく治験を一から始めると、10年単位の年数が必要になります。研究者は、沢山の過去の論文を読み、既存の薬で、『xCT』を破壊する薬を探した結果したの画像の薬が使えることになり、臨床実験まで進んでいるそうです。

 
 この薬は抗炎症薬の部類にはいります。

 我々の2型糖尿病にも、食事をすると、小腸に達した食物が小腸に反応して、インクレチンを出します。このインクレチンが膵臓に働き、インスリンをを出します。インスリンは、小腸から血液に流れ出したブドウ糖を細胞内に、脂肪細胞に、取り込むためのホルモンです。

 しかし、一定量のブドウ糖が常に血液の中に存在していないと、脳が働かなくなります。脳が働くためには、一定量のブドウ糖が必要です。そのために、インスリンの働きを止める物質も出します。『DPP-4』という物質で、インクレチンが出てきたから、5分で加水分解してしまいます。人間の祖先が常に満腹の状態ではなかった時代が長く続いていたようです。樹状生活で、木の実やその葉を主食にしてきたことから、ビタミン類は豊富に食べていたようですが、ブドウ糖としての栄養価は低かったようです。そのために、細胞内に運び込まれるインスリンの量が少なく、インクレチンをDPP-4で加水分解を早めに行ったと考えられます。低血糖対策でしょう。

 その代わりとして、常食していた、木の実や葉の成分としてのビタミン類が体内で創る必要がなくなり、昼行性の猿の仲間には、食べ物として、ビタミン類を補給せざるをえなくなります。肉食動物の猫科や犬科の動物はビタミンCなどは、体内で創り出せます。

 昼行性の猿の仲間は、体内のインスリンを一定値にするために、肝臓でグリコーゲンを糖に変える働きを再開します。低血糖対策です。インクレチンの仲間に肝臓での糖の生成を一定期間止める働きもあります。しかし、飽食の時代に慣れきっていない人類は、まだ進化の途中のようで、インスリンとエネルギー源であるブドウ糖の関連が進化していません。

 農耕は、大自然の破壊から始まります。その破壊が大きく始まったのが。第二次世界大戦の後からではないかと推察します。

 人間や動物、植物も生き続けるためのシステムが創られています。殆どが、生殖での子孫の継続がその生き残る手段になっています。その行為は欲望として動物や植物に機能しています。

 しかし、あまりにも精密に創られた生物のシステム。システムが、全て新しく生まれた、代替わりすることで、長く生き続けるようになった。生物は全てが完成されて、生まれてくるわけではありません。その多くが未完成の生物として誕生します。この未完成の部分が個性と呼ばれたり、病と呼ばれたりしてきました。

 一個、一個の細胞が情報を流しながら生体反応をしているのは、地球環境が激しく変化してきて、生き残りのために、あらゆる変化に対応すべく、複雑なシステムを作り上げてきたのが、帰って複雑さを多く作りすぎて、その結果、フェイクの情報が駆け巡る状態になったように感じます。

 現在、臓器同士、或いは、細胞同士の情報のやりとりで、間違った情報が発信されることから病気になったりしている、その情報源の物質を探し出し、間違った情報の物質をどう押さえるかが、生物学や医学の分野で研究が進んでいます。

 そこに大きく貢献したのが、画像の力です。従来の顕微鏡ですと、サンプルを薄くはぎ取って、プレパラートの間に密着してハサミ、背後から光を当てて、可視光の光で細胞の様子をみたり、感染菌を見たりしてました。資料の生物は死んだ状態でしか観察できませんでした。

 しかし、生物としての細胞や、連絡物質の画像が10万分の1ミリの単位で、生きている状態で動画が見ることができるようになりました。見えないものを、人間の可視光化してみることができます。可視光ですと、その光に周波数が存在します。波長の短い、紫から、波長の長い赤までの光の波長の範囲の小ささを観察することしかできませんでした。その周波数より小さなものは原則として見えませんでした。人間が可視光としている光の波の幅の範囲でしか、人間の視神経は刺激を受けないようになっています。

 しかし、光学技術、映像化技術の発達のお陰で、見えない、毛細血管の中を通り抜ける赤血球の折曲がった状態が、末端の全ての細胞に酸素と栄養を届ける動画が見える状態になっています。ここから、細胞同士の物質のやりとりが見えてきています。

 素晴らしい進歩であると同時に、人間の判断力や、今日までの、生命科学の違った面からの、異常が活性化しないで済むかが、恐ろしいことでもあります。抗生物質で、殆ど細菌に勝ち進んできましたが、例えば結核菌の予防注射が、されなくなり、私達の身体に既成する結核菌が突然変異して、従来の抗生物質では、効果がない結核菌の院内感染が起きていたりします。

 鳥インフルエンザも新種が出てきて、人への感染力が強くなっています。地球上は人類だけのものではありません。あらゆる生物の住みかです。農耕、牧畜と自然破壊をしてきたので、森や林の中で、小動物に既成していた、人間とは、初対面の細菌るが出現しています。

 勉強不足です。もっと詳しく調べたいのですが、少し気落ちしてます。大腸癌の手術の後に、毎年、大腸内視鏡検査で、2泊3日の入院をしています。もし再発していたら、と、多額の現金を用意して入院しました。その財布をなくしてしまい、現金と、諸々のカード類などを失いました。現金がなくなったのが、一番、堪えています。在宅介護をせざるをえない状況になり、早期退職をしたので、年金額がかなり少なく、やっと生活しています。
 
 年金の手続きを代行してくれた、信用金庫が、東京、足立区の千住地区の一部で、過疎化が進み、信金の支店がなくなってしまいました。ATMだけがのこています。現在、近くの郵貯銀行に年金の振り込みを移している最中です。信金でもネットバンキングを利用していましたが、郵貯銀行でもネットバンキングの登録をしました。信金よりも、郵貯銀行のほうが、手数料が安いのに驚きました。半分以下の手数料です。過疎化で商店もなくなり、日用品の買い物先が遠くになり、ネットバンキングを利用せざるを得ない状況です。