写真はどれだけの知識と屁理屈が詰まっているか計りしれないゾエ頭部。当たり飯に成らざりし者達、それは決っしてハズレ飯ばかりではなかった。むしろその者達は、最善を模索するジェントルの高いハードルの前に膝を折ったり、ゾエの屁理屈によって一敗地にまみれたものだった。
渋谷 東京 トンテキ。
トンテキ定食(並)950円。K林の「ウマイ」の一言が無く認定ならず。
新橋 ごはん亭。
ミックス定食。豚の生姜焼き、海老フライ、コロッケ、ライスと味噌汁で800円。ジェントルの「当たり飯のレベルを下げてはなりません」のひと言が脳裏をよぎり認定なし。
写真は、雑色 食堂たんぽぽ。この日はゾエとふたり現場。炎天下の中彷徨うこと12分、たどり着いたのが食堂たんぽぽ。
日替り定食が、サバ焼きとチキンカツで700円なり。私もゾエもそれを注文。
700円にして、このボリューム、しかもごはんお代わり自由。まずはジャコと水菜のサラダ、変なドレッシングがかけて無くジャコの塩気で食べさせる、なかなかいける。鯖は文化干し、脂がのっていてごはんがすすむ。このごはんがまたうまい。お代わりといきたい所だが、ダイエット宣言した手前、ぐっと我慢。
「当たり飯だな、ゾエ」
「何ですか、当たり飯って」
「ブログ、読んでないの」
「あの写真が横に載ってたりするやつですか、2、3度見たことがあります」
「そこに、当たり飯のコーナーがあって美味しい昼ごはんを(当たり飯)に認定して載せているんだ」
「それなら勝手に認定して載せれば良いじゃありませんか」
「ルールがあつて、一緒に食べた人が旨いと認めてくれないと駄目なんだ」
「誰が決めたんですかそのルール」
「私に決まっているだろ」
「ならばいつもいい加減なのだから、ゾエは旨いと言ったとか書いて載せればどうですか」
「それじゃ嘘になる。どうだ奢るから旨いと言え」
「いきなり金にものをいわすですか、しかも700円で。何処かの政治家と一緒ですね」
「さっき器具が付けられないのを、代わりに付けてあげたよな」
「変な所から攻めてきますね。あれは、あともう少しで付けられたのを勝手に短気を起こして付けただけじゃないですか」
「もういいわ、当たり飯じゃなくて、ネタはいくらでもある」
「都合が悪くなると、すぐキレる。何処かの内閣総理大臣と一緒ですね」
そうだ、集団的自衛権を会社に適用してゾエの屁理屈に対抗してやる。
たんぽぽさん。美味しかったです。それはゾエも認めていました。