早起き梟のひとりごと

仕事に追われる日々を少しだけ立ち止まって見つめてみると・・・

ライブハウス

2015-08-06 05:39:47 | 出来事

写真は恵比寿リキッドルーム。どんと夏祭りに熱狂する人々。かみさんはライブ好きだ。やれアラバキだ、やれ野音だと、出掛けている。私は殆んど付き合わない、でも今日はオカチやキョンが出るという事なので来てみた。500円也のジントニックをもう何杯呑んだだろう。私は前回、かみさんと行った目黒のレストランのライブのことを思い出していた。そのライブは着席式だった。一時の食事が終わり、ライブが始まった。ライブ中も飲み物はオーダー出来ると聞いていたので早速注文することに。

「すいません、ジントニックお代わり」

私としてはかなり小声で言ったつもりも、回りの女性陣に睨まれた。かみさんには脚を蹴られた。ジントニックがやってきた。こんな小洒落たグラスに注がれたジントニックなどふた口だった。

「すいません、ジントニックお代わり」

私としてはさらに小声で言ったつもりも、回りの女性陣に睨まれた。かみさんには足を踏まれた。ジントニックがやってきた。こんな小洒落たグラスに注がれたジントニックなどふた口だった。

今度は、軽く右手を上げてみた。それでも回りの女性陣に睨まれた。かみさんに腹をつねられた。ジントニックがやってきた。こんな小洒落たグラスに注がれたジントニックなどふた口だった。

今度はウエイトレスとアイコンタクト出来だ。ジントニックがやってきた。こんな調子でお代わりすること20回位か。

ライブも終わり、お会計。

かみさんはカードで支払いを済ませている。

「いくらだった」

「ちょっとした温泉宿にふたりで泊まれる位の金額」

ところ変わって恵比寿リキッドルーム、500円也のジントニックをもう何杯呑んだだろう。

呑んだくれの詩人が言っていた、人の価値は何に魂を焦したで決まるのさ、熱狂する人々を前に、私は500円也のジントニックを飲み続けた。