たそがれ縁側日記

ボケ老人の独り言

W杯第一戦敗れる

2006-06-13 17:17:34 | Weblog
 老人仲間6人が月に一度喫茶店で行う定例の雑談会に集まった。
 先ずは昨夜行われたサッカーW杯が話題となる。だが、中継放送が夜の10時からということで起きていられず寝てしまったのが3人。残りの3人が中継を最後まで見た。
 いろいろ批評や解説が出たが、その主なものは、
「追加点のチャンスはいくらでもあったのに、ものにすることができなかったのは技量がまだまだ足らんからだ」
「いや、体力の違いだ。後半は相手の体力についていけなかった」
「最後になってたて続けに3点入れられたのは防御が甘いからだ。ゴール前で完全に抜かれてしまっているではないか」
「それもあるが、監督の采配の違いが大きい。相手のヒディング監督は日本がバテててきた頃を見計らってメンバーを入れ替えてきた。あれにやられた」
「試合前には暑いほうが日本にとって有利だといっていたのに、後では気温が高く疲労が激しかったと新聞は書いているが、それはない。条件は同じだ」
 それぞれ勝手な意見が飛び出してわいわい言った後、次のクロアチア戦はしっかり頑張ってやってもらいたいという点では一致した。

残念!優勝逃す

2006-06-12 10:44:52 | Weblog
 全米女子プロ選手権最終日、宮里藍選手は通算7アンダーの209でパット・ハースト(米国)と並び首位で発進した。
 昨日「あすはナーバスになるかもしれないが、とにかく勝ちたいと思う」(中日新聞)と語っていたが、やはりナーバスになったのか、ダブルボギーを打ったりする出入りの多いゴルフで、結局この最終ラウンドはイーブンにおわり、通算7アンダー、トップと1打差の3位に終わった。
 期待された、樋口選手に続く29年ぶりの全米プロ選手権の制覇はならなかった。しかしこのところ徐々に本来の実力を発揮し、上位に食い込んでいるのでシーズン中にどこかで優勝するのは間違いないだろう。

梅雨入り

2006-06-11 09:54:14 | Weblog
 日本列島の上空に梅雨前線が北上し、梅雨に入った。今年は春頃から天候不順で曇りや雨の日が多く、そのためかずるずるとそのまま梅雨に入ってしまった感じだ。梅雨といえばアジサイの花が浮かんでくるほどで、テレビなどでは各地から美しいアジサイの花が紹介されたりする。
 名古屋では護国神社の鳥居の脇に咲くアジサイが今や真っ盛りであった。

こんどこそ優勝できるか宮里藍

2006-06-10 09:30:12 | Weblog
 全米女子プロ選手権が始まった。第1ラウンドを終え、宮里選手は4バーディー、ノーボギーの4アンダー、68で首位と4打差の7位と好発進した。
 このところ好スコアで最終日を迎えながら、その後崩れてしまうパターンを繰り返しているが、そろそろプレシャーにも慣れてきたと思われるので、今回はメジャー第2戦でもあり、ぜひ大舞台での初優勝をしてもらいたい。その他の日本選手では不動選手が3アンダーの16位、諸見里選手のイーブンの61位となっている。不動選手は宮里選手とは1ストロークの差であり、二人の争いも興味深い。
 スポーツにはチームで戦う競技と、個人で戦う競技がありそれぞれに難しさが異なるが、メンタルの面では共通している。ちょっとしたミスが原因で流れが大きく変わってしまう。それをもちこたえる精神力と気分の切り替えがなかなか難しい。特にゴルフは技量の差もさることながら、メンタルの面がより大きい。

靖国神社の主張

2006-06-08 10:26:40 | Weblog
 靖国神社は中国語と韓国語に翻訳した神社のパンフレットを作製し、希望する参拝者に無料配布を始めた。翻訳版を作製した理由としては、外国の方々に靖国神社を良く知ってもらうためだとしている。
 報道によると、その内容には第二次大戦後の東京裁判で有罪になった戦犯について「連合国主導の裁判で一方的に戦争犯罪人とされた」などの記述があり、戦争について「日本の独立を守りアジア各国とともに反映するため、戦わざるを得なかった」としている。用語についても、太平洋戦争や日中戦争を「大東亜戦争」「支那事変」と記載されているという。
 現在中国・韓国が、日本の過去の戦争に対する歴史的認識について非難し、その象徴である靖国神社へ総理大臣が参拝することに強く反発しているさなか、こうしたパンフレットが果たして靖国神社の理解に繋がるのかどうか。むしろ靖国神社がもともとそうした過去の戦争を正当化する確固とした主張を持っている神社であることが一段と明確になっただけに、総理大臣の参拝に対する非難の正当性が高まるのではないか。

宮里藍こんどはいけると思ったが

2006-06-06 10:36:37 | Weblog
 米女子ゴルフツアー、ショップライトク・ラシックの最終ラウンドで、宮里藍選手は単独首位でスタートした。今度こそ優勝できると期待していたが、1バーディー、4ボギーの74とスコアを落とし、通算7アンダーの206で13位に終わった。
 報道によると失速したのはパットが決まらなくなったことのようだ。前半のノーバーディー3ボギーで優勝争いから脱落した。今年4月初めて最終組で回ったフロリダの大会では緊張からスコアを崩して優勝を逃してしまった。今回はその時ほど硬くなってはいなかったと本人は言っているようだが、やはり強烈なプレシャーにより本来の実力が出せないのだろう。
 優勝したのは韓国の李宣和、通算16アンダーで米ツアー初勝利。

認知症

2006-06-05 11:11:34 | Weblog
 認知症はついこの間まで痴呆症と呼ばれ、誰でも年を取ってくれば多かれ少なかれ現れてくる現象だと思っていた。症状がひどくなると小説「恍惚の人」で描かれているように、徘徊したり、汚物を手でこねたりするなど悲劇的な状況になる。
 「健康日本21推進フォーラム」の調査(中日新聞報道)によると認知症を「病気」ととらえている人は45%にとどまり、「年を取れば誰にでも起こる」と思っている人が42%で「認知症は病気である」と理解している人は半数以下との結果が出ている。認知症を病気と理解していない結果、「医者に診てもらう必要がある」は40%で、6割の人が治療の必要性を理解していない。
 認知症の老人を抱え、その介護に苦しんでいる家庭は大変多く、認知症に対する一般の関心は高いが、正しく理解している人は意外に少ない。同フォーラムは「認知症に中には原因の病気を適切に治療すれば治せるものや、症状を軽くできるものがある。医師の診断をいち早く受けることが大切」としている。早期発見、早期治療は認知症にも当てはまるようだ。

一罰百戒

2006-06-04 13:46:34 | Weblog
 村上ファンドの村上世彰氏がインサイダー取引の容疑で任意の事情聴取を受けている。報道によると逮捕も間近のようだ。現在ライブドア事件で被告となっている前ライブドア社長堀江貴文被告と同様、時代の寵児としてもてはやされていた。若くして株の売買で何千億円もの利益を得ている二人の考え方には共通するものがある。法の網に引っかからなければ何をしてもいいという考え方だ。
 ホームできちんと並び、到着した電車のドアが開くと順番に乗り込んでゆく乗客を尻目に、並ばず横入りし、ちゃっかり座席を確保する横着者をよく見かけるが、それに似た企業活動で巨額な利益を得ている彼らに対し、検察も放置できなくなったのだろう。
 法のグレーゾーンでは多少の脱法的行為は許されることもあるが、彼らのように大胆にやられたのでは、額に汗して正直に取引をしているまじめな企業家にとっては憤懣やるかたない。こうしたまじめな者が馬鹿をみる世の中の風潮は絶たなければならない。
 一罰百戒。ずるく立ち回る者にいい目をみさせないためにも徹底的に追求し正されることを多くの人が望んでいる。

出生率最低1.25

2006-06-03 10:53:12 | Weblog
 出生率がどんどん低下している。5年連続で過去最低を更新した。昨年生まれた赤ちゃんの数は6万3千人、死亡者の数はこれを上回り、差引マイナス2万1千人。日本の人口が減少の第一歩を踏み出した。
 一人の女性が生涯に産む子どもの数が1.25人。子どもを産まなくなった原因は二つに分けられる。一つは経済上の問題、もう一つは生き方の問題だ。子どもを産むと金がかかる。先ず出産費用、育児にも時間と金がかかり、成長してくれば学校だ塾だと金がいる。高校、大学と進学するにつれて相当の学費を用意しなければならない。親は子どものために節約した毎日を送る。一方、子どもが無ければそんな心配は一切無い。自分自身の人生をエンジョイするために稼いだお金を使いたい。だからたとえ結婚しても子どもは作らないとの考え方。また、仕事に生きがいを感じているため、子育てに時間を奪われたくない。子育てで休んでいる間に会社での自分の地位が下がってしまうことを恐れる。
 理由はいろいろあるが、昔からの子どもを産み育てること自体に生きがいを感ずる気持ちはどこかへ消え失せたのか。以前は女子の大学などで家政科があり、専業主婦として家庭を守り子育てすることが尊ばれて来た。今でもそう感じている女性は多い。しかしその割合は減少し、生きがいを感ずる対象が多様化してきた。
 少子化対策として国は、子育てに対する金銭的援助や雇用条件の改善などを打ち出しているが、国の対策には限界があるの。基本的解決は国民個々の意識改革しかない。

悲しい老老介護

2006-06-01 17:16:02 | Weblog
 厚生労働省の調査(中日新聞)によると、高齢者などの介護をしている人でうつ状態だった人は、65―74歳が最も多く27%、次いで35-45歳が26%、最も低いのは34歳以下の20%だった。介護者は65歳以上が59%を占め、その中でも75-84歳が最も多く、労労介護の高齢化が一段と進んでいる。
 このように介護をしている家族の4人に1人が軽度以上のうつ状態にあり、また、介護者が65歳以上の老老介護では、介護者の3割以上が「死にたいと思うことがある」と答えている。
 最近は高齢で寝たきりの配偶者の介護に疲れ果てたあげく、殺してしまったり、自殺したりするという実に悲しい事件が発生している。核家族化が進み、老夫婦だけの家庭が増えている現在では、こうした介護疲れの悲劇が起こりがちである。やれるうちは何とか人の手を借りずに配偶者の介護をしたいと、ヘルパーの助けを借りることや、施設へ入れることに躊躇する高齢者はまだまだ多い。こうした悲劇をなくするためにも、そうした高齢者に介護制度活用への理解を深めることが必要だ。