たそがれ縁側日記

ボケ老人の独り言

テポドン2号発射?

2006-06-19 15:20:12 | Weblog
 北朝鮮がミサイル・テポドン2号を発射するとの観測に日米などの関係国が事態を見守っている。
 米国の衛星写真には発射準備が着々と進んでいる様子が映し出されているという。北朝鮮のミサイルは射程距離も大幅に伸び、アメリカ合衆国全土がその射程範囲に入るようになったといわれている。このミサイルに核弾頭を搭載できるようになれば米国にとって脅威となり、北朝鮮に対する国際関係は一気に緊張する。北朝鮮としてはこうした脅威をちらつかせることによって対米交渉を有利に導こうとしているのは明らかだ。関係国は何とか発射実験を取り止めさせようと中国などを通じて働きかけを行っているようだ。
 しかしこうした北朝鮮の常套手段に対して取引するのは相手の思う壺にはまるだけだ。国際的に孤立させるといつ暴発するか分からないという恐れから、その都度何かを与えるのでは解決にならない。陸続きで元来一つの民族である韓国にとってはできるだけ穏便に解決したい意向が強いのも当然だが、それにつけ込むのは許せない。
 これではイランにも見られるように、核を持たなければ国際社会に対し有効に働く発言力が得られないとの風潮がますます広がって行く。