たそがれ縁側日記

ボケ老人の独り言

消えるローカル線

2006-05-07 09:12:37 | Weblog
 原油の高騰でガソリン価格も随分高くなってきたが、この連休、高速道路や行楽地における車の混雑ぶりは相変わらずである。今や車の便宜性が日常生活にしみ込んでいて、車と日常生活は切り離せない関係になっている。どこへ行くにも車で出かけ、公共交通機関を利用する機会が少なくなっている。利用者の減少から赤字が累積し、やむを得ず廃線にしたローカル線は全国でかなりの数にのぼっている。通勤や通学で朝夕利用するが、その他の時間帯は若干のお年寄りが乗ってはいるもののほぼガラガラで走っているローカル線を維持するのは採算上難しい。しかし存続困難から廃線が打ち出されると、必ず沿線住民から反対の声が上がる。地元自治体も何とか維持したいと補助金を支出し、交通機関利用のキャンペーンをしたりするがはかばかしい効果はない。
 地球温暖化問題、石油資源問題などが地球の将来にとって大きな課題となっているが、個人の段階では切実感がない。個人の意識が改革され、それに行動が伴うようになるのは石油の枯渇が目前に迫るまで待たなければならないのか。


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