たそがれ縁側日記

ボケ老人の独り言

SLと沿線住民

2006-05-08 16:15:28 | Weblog
 江戸時代に建てられた武家屋敷、商家などが当時の面影まま残っており、それを観に多くの観光客が訪れるところが全国各地にある。地元自治体も所有者に何がしかの補助を出してその保存に力を入れている。観光客は街道に沿って建ち並ぶ屋敷群を眺めながら落ち着いた雰囲気に浸る。中には屋敷の庭や家の内部を開放している屋敷もあり、観光客にとっては往時が偲ばれ大変勉強になる。しかし屋敷の所有者や居住者は大変な苦労があるようだ。家屋が現代の生活様式に合わず、それだからといって保存上勝手に改造ができないため、かなりの不便を強いられる。
 今朝の中日新聞の報道によると、三重県の町でSLを走らそうとする町おこしグループと、それに反対する地元グループとが対立しているという。反対の理由としてはSLを走らすことによる危険性や煙や煤を撒き散らすことなどのようである。駅構内に展示するだけにせよとのことだ。鉄道ファンにとってはSLが走るのは魅力だが、沿線住民にとっては問題が多い。調和点を見出すのは難しい。


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