たそがれ縁側日記

ボケ老人の独り言

やっぱり貧乏くじだった

2007-12-17 09:13:32 | Weblog
 福田首相は自民党総裁選に立候補した際、「(当選することが)貧乏くじかも知れんよ」と記者団に語っていたが、どうもその予感が現実のものになってきたようだ。立候補の時点で既に悪材料が出揃っていたが何とか努力してみようと考えていたのだろう。ところが民主党の対応が予想以上に厳しく、内心期待していた民主党小沢代表との大連合の話し合いも潰れてしまった。
 今朝の新聞に共同通信社の世論調査結果が報道されているが、それによると内閣支持率が35.3%に急落し、支持しないの47.6%を大きく下回った。自民党の支持率も25.2%と激減し、民主党(28.5%)に逆転されてしまった。
 原因第一はやはり年金問題のようだ。誰のものともわからない宙に浮いた年金記録5000万件のうち1900万件が事実上照合できないことが判明し、これについて民主党は「政府自民党は最後の一人まで確定すると言ったじゃないか公約違反だ」と厳しく追及している。これに対し福田首相が「(民主党の言うような)そんなこと言ったかなぁ」とか「公約違反というほど大げさなものか」など発言したことが国民の反発を買ったようだ。福田首相にも言い分はあるだろうが、こうなっては釈明すればするほど反発が大きくなるのが常だ。新テロ特別措置法案も会期を延長し衆議院で3分の2以上の多数で再議決する方向が定まっている。これについても世論調査の結果は反対が賛成を上回っている。
 丁寧な国会対応とぼけた味のあるキャラクターで福田新内閣はまずまずの滑り出しを見せたが、民主党の政権奪取の意気込みに何事も抗争の材料と化してしまう現況では如何ともし難い。


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