たそがれ縁側日記

ボケ老人の独り言

「君が代」でストレス障害

2006-03-25 09:46:50 | Weblog
 公立学校の教員で病気休職、とりわけ極度のストレス障害など精神疾患が増えている。背景として卒業・入学式の「日の丸・君が代」強制が見過ごせない。君が代斉唱を強制する東京都などの教育行政が、教員らの精神をむしばんでいる側面もある(3月24日中日新聞夕刊)。
 平成15年10月東京都教育委員会は都立校教職員の「君が代」斉唱を義務付けた通達を出した。それ以降、「君が代」斉唱に加わるか拒否するかで悩む教職員が極度のストレス障害に落ち込むケースが増えているという。「君が代」をなぜ拒否するのか、その点が分かりづらいが、「君が代」を斉唱するよう強制することは教師の思想信条の自由や良心をも束縛することになるという考えのようだ。生徒と教師が一体となって行う式典において、「君が代」を歌いたい者は歌い、そうでない者は着席したままでいるなどということはあってはならないことだ。だったら「君が代」を式典に取り入れないことだとの声が聞こえてきそうだが、それは「君が代」を歌いたくない一部の者の一方的な意見に過ぎない。国歌を敬虔な気持ちを抱いて斉唱するのは世界中どの国においても当然のこととして行われている。
 教師は、何の制約もなく、全く自由に自己の思想信条や良心に従って教育に携わるべきだという考え方も一部にはあるが、教育委員会の定めた方針や諸規定の枠内で行わなければならないのも法治国家としては当然のことではないか。


最新の画像もっと見る