たそがれ縁側日記

ボケ老人の独り言

東国原宮崎県知事のこれから

2007-01-31 11:11:12 | Weblog
 そのまんま東氏が宮崎県知事に就任してから10日が経った。タレント出身で知名度はあるが、果たして本当に知事としての仕事をやっていけるのだろうかと思ってテレビや新聞報道を見ていると、先入観とは異なる面が多々見えて来た。なるほど、中央省庁のキャリア官僚だった候補者に大差をつけて当選しただけのことはある。宮崎県民の多くが票を入れたのが分かるような気がしてきた。
 氏の経歴からもテレビカメラには慣れたものでその点は有利だが、それにしても新知事としての行動にぎこちなさもなければ、気負ったところもなく、物腰の柔らかい気安い対応は誰しも好感を持つだろう。聞くところによれば大学で地方自治制度を学んできており、基礎知識はあるようだから、今後は生きた地方政治をどのようにリードできるかが課題か。
 汚職で辞職した知事の後だけにかえってやり安い面があるかも知れない。県民は新鮮さとクリーンなところを評価して投票したと思われるからこれに徹することが大切だ。それぞれが地元の要望を抱えた議員で構成される議会に今後どう対応するのか。また、相手を手練手管で篭絡することに長けた抜け目のない関係者をどう扱うかが注目される。いずれの対応も毅然とした姿勢を貫くしか方法はないだろう。衝突を避けるための妥協は自滅への道となる。


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