たそがれ縁側日記

ボケ老人の独り言

河村ウォッチング

2009-09-23 09:53:29 | Weblog
名古屋市議会9月定例会(その3)
アラカルト
 (その1)
 T議員が市長の南京大虐殺事件に対する歴史認識を問い、南京虐殺記念館についての感想を尋ねた。
これに対し河村市長は
「南京で日本軍が30万人もの人を虐殺したという説には深い疑問を抱いている。わしの死んだ親父が南京で終戦を迎えたとき、現地の住民から食料をもらうなど大変親切にされた。南京大虐殺があってから8年しか経っていない時期だが、もしそれほどの人が殺されていたら現地の人がそんなに親切にしてくれるだろうか。日本軍の南京攻略で、その戦闘に多数の民間人が巻き込まれ亡くなったのは事実としても、30万人もの人が虐殺されたとは思わない。誤解して伝わっているのではないかと思っている。教科書なども一方的に書くのはあかん。南京虐殺記念館には多くの生徒など現地の人がバスで見学に来ており、日本軍の残虐行為などの生々しい写真を見たり解説を聞いている。日中友好を深めるためにも正しい歴史認識を持たなければならない」と、かねてからの持論を述べた。
E議員からは「南京大虐殺は公的にも認定されている歴史的事実だ。市長としての立場でありながら、この公式の場においてそうした見解を述べるのは認められない。発言は議事録から削除せよ」との発言があった。
 しかし同時に「河村市長の見解に賛成だ。議事録から削除する必要はない」との他の議員からの発言もあった。

 (その2)
 S議員が河村市長に就任後の自己評価を尋ねるなかで、河村マニフェストの中の「地域委員会」について多くの市民が知らないことから「市長の獲得した51万票は政策を評価して投票したというより、お笑いタレントのようなキャラクターで当選された。知名度だけの当選ではないか」と述べた。
これに対し河村市長は議会後
「お笑い芸人に対しても、51万人市民に対してもものすごい侮辱だ。芸人は人々に幸せうを与える立派な人。市民もなめられているんじゃないかと思わざるを得ない」とまくし立てたという(中日新聞)。
S議員は発言が不適切だったとして議事録からの削除を申し出たが、翌日この申し出を撤回した。これについて当議員は「知名度の高い例としてお笑いタレントを挙げた。侮辱した気はないし、問題はない」と主張。「議員の発言を抑制するのはおかしい」と話した(中日新聞)。