マンチェスター・ユナイテッドは、２９日に行われたプレミアリーグ第２０節でウェスト・ブロムウィッチに２ー０で勝利した。サー・アレックス・ファーガソン監督は、２カ月ぶりのプレーとなったMF香川真司について、「満足だ」と語っている。
１０月２３日のチャンピオンズリーグ・ブラガ戦で左ひざを負傷した香川は、復帰戦となるウェスト・ブロム戦でいきなり先発メンバーに入った。すると、９分には先制点となる相手オウンゴールにつながるパスを出していきなり存在感を見せた。６６分までプレーした香川は、FWロビン・ファン・ペルシと交代で退いている。
香川の復帰についてのファーガソン監督のコメントが、クラブの公式サイトで次のように紹介された。
「シンジは前半、とても良いプレーをしたね。２カ月の離脱の後の初戦で疲れが出るのは当然だ。だからあそこでロビンを出した。シンジにはとても満足している。彼は彼の仕事をうまくこなした。序盤から懸命にやっていたよ」
ユナイテッドは２位マンチェスター・シティと勝ち点７差で首位をキープしている。
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巨人・阿部慎之助捕手（３３）が２９日、ワールド・ベースボール・クラシック（ＷＢＣ）期間中の「代役キャプテン」に矢野謙次外野手（３２）を指名した。「実績や年齢的に見ても（矢野）謙次だと思う」。巨人からは阿部を含め８人がＷＢＣ最終候補メンバーに選ばれた。侍ジャパンは２月１５日から宮崎で強化合宿を行うため、同１３日からの那覇での巨人の２次キャンプは不在。チームの士気を高めるためには「矢野主将」がふさわしいと提案した。
熟考した末、主将の阿部は私案を明かした。「う～ん、そうだな…。謙次かな。言わなくたって彼は、やってくれると思う。実績や年齢的に見ても謙次だと思う」。ＷＢＣで自ら不在中の“キャプテン代行”を問われ、矢野を指名した。チーム内には小笠原、谷、高橋由、古城ら先輩がいるが「年上の方にはお願いしづらいからね」と２学年下の生え抜き外野手を抜てきしたい考えだ。
巨人からはＷＢＣの最終候補メンバーに阿部、坂本、長野、村田、内海、杉内、山口、沢村と両リーグ最多の８人が選ばれた。２月１３日からの沖縄・那覇の２次キャンプは行かずに、宮崎に残って同１５日からの代表合宿に入る。矢野は常に全力プレーを心掛け、ノックの際には外野から大声を張り上げるなどムードメーカーとしてチームの士気を高めてきた。今季は６２試合に出場し打率３割７厘。日本シリーズでは５試合に先発出場、打率３割５分３厘をマークし、日本一に貢献した。最終的に決めるのは原監督だが、阿部は適性があると判断した。
矢野本人も阿部を信頼している。今年の活躍も「阿部さんのおかげです」と感謝を忘れなかった。１０月７日のＤｅＮＡとのシーズン最終戦（東京Ｄ）で藤江から放った左翼席へのサヨナラ弾は、右投手を攻略するために、阿部の助言をもらって打ったという。２人は来年の１月から約２０日間、グアムで合同自主トレを行う。期間中は打撃論だけでなく、主将論も学ぶことになりそうだ。
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