〈川俳会〉ブログ

俳句を愛する人、この指とまれ。
四季の変遷を俳句で楽しんでいます。「吟行」もしていますよ。

拾い読み備忘録(84)

2016年04月08日 16時05分52秒 | 俳句
たった一人になりきって夕空
尾崎放哉
「尾崎放哉」 伊沢元美著 桜楓社 昭和48年
                   富翁
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気になる一句

2016年04月08日 06時19分15秒 | エッセイ
若き日の正岡子規。
「水うてば 犬の昼寝に とどきけり」(明治26年)
(鑑賞)夏の句ですが、打ち水したら昼寝をしていた犬をびしょぬれにしてしまった、というもの。
子規は、とどいたのは(犬の)昼寝としている。犬という具体と一緒に犬の「態」にもとどいているという総合的な視線がいいですね。
吠えているのか、食事中なのか、自分を見つめているのか・・・それをぴしゃりといいあてています。
安楽
コメント (1)
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