〈川俳会〉ブログ

俳句を愛する人、この指とまれ。
四季の変遷を俳句で楽しんでいます。「吟行」もしていますよ。

拾い読み備忘録(86)

2016年04月10日 16時43分50秒 | 俳句
春ひとり槍投げて槍に歩み寄る
能村登四郎
「作句歳時記 春」楠本憲吉・編著 講談社 1989年
                      富翁
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欲しいものが無い!

2016年04月10日 11時59分55秒 | 川柳
なんと最近になって気がついてしまった。大型書店の本屋を経めぐっていて、欲しい本が無い。
そこからどうした紆余迂路なのか、よくよく考えてみると「欲しいもの」が無いということに気が付いた。
ついで食べたい料理が無いということまでも。
(往復1000円をかけて、ときおり通った神田の中華料理店も行く気がしなくなった。)

うーん。

終末の 一つの階梯 かもしれぬ(?)
安楽
コメント (3)
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気になる一句

2016年04月10日 06時34分50秒 | mini essay
また、若き日の正岡子規の作。
「書に倦みて 饅頭焼けば 雁の声」

そうそうの量の読書は疲労を心身にともなうものだ。頭をカラにするべくなにかと動作を行う、饅頭を焼いてその具合に心が没頭していく。字面の疲れがそこにはない。ふと、遠くから鳥の声が聞こえて、ますます読書の疲れをクリアにするもの。

なるほどな。文豪にも書疲れがあったんだな。
安楽
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