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札幌最古の茶室・八窓庵

2010-05-20 21:34:01 | 札幌・歴史探訪


     中島公園内にある「八窓庵」(はっそうあん)

      

  正確な建築時期は不明ですが、江戸時代初期の建物らしいです。

  大正8(1919)年に滋賀県長浜市にある舎那院の境内にあった八窓庵を
 札幌の実業家 持田謹也氏が買い受けて、北4条西12丁目にあった自宅に
 移築しました。

          
  昭和25年には長澤栄一氏が譲り受け保存されていましたが、昭和46年に
 札幌市に寄贈され、中島公園の日本庭園に移築されました。

           
  冬季間は建物全体にプレハブ上屋をかけて積雪から保護してきたのですが
 平成17年3月21日、プレハブ上屋が倒壊し、押しつぶされるように八窓庵は
 全壊してしまいます。

          
  同年9月から調査・解体・復旧工事を行い、元々の部材を使って復旧され
 平成20年10月に工事は終了しました。

  
この解体の際に、棟札が発見されて、当初は長浜八幡宮俊蔵院にあり
 明治元年(1868)に円教寺に移築され、明治35年に舎那院に移された事が
 解りました。

       
   外側しか見られませんでしたが、侘びを感じる建物でした。
 
 昭和25(1950)年8月29日付で国指定の重要文化財になっています。




   観覧期間    4月下旬から11月上旬まで
   観覧時間    9:00~17:00
   観覧料      無料 (外観のみ)




 

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