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札幌最古の洋風ホテル・豊平館

2010-05-19 20:42:51 | 札幌・歴史探訪


 
  中島公園の中にある「豊平館」 (ほうへいかん)
        


  現在、札幌市民ホールがある場所(中央区北1条西1丁目)に明治13
 (1880)年に開拓使直属の洋風ホテルとして建てられました。

    

        最初のお客様は、明治天皇。
 明治14(1881)年8月30日から四日間、行在所として用いられました。
       
         
          
 ↑ 三条実美(さんじょうさねとみ)揮毫
 

  この年の11月に民間人に貸付られて、ホテルと西洋料理店が営まれました。
  明治44年の皇太子(大正天皇)・大正11年の摂政宮殿下(昭和天皇)の行啓
 の際も宿泊所となりました。
              
  その後、札幌市に建物が払い下げられ、公会堂として使われるようになりまし
 た。
          

  終戦後、進駐軍に接収されたりしましたが、昭和24年には札幌市民会館と
 改称されて文化活動の拠点となりました。

  昭和33年に、新しい市民会館を建設する為に、中島公園に移築されること
 になり、現在に至っています。

       
              
  昭和39年には国の重要文化財に指定されました。昭和57年から5年計画で
 修復され、外装が創建当初の状態に復元されました。

         
  白い外装を縁取るウルトラマリンと呼ばれる水色が豊平館が創建された
 当時の外装だそうです。
 
             
     大正天皇(当時・皇太子)が明治44年に座られた椅子も展示されています。

          
          ↑ 皇太子殿下(大正天皇)豊平橋御通過の図



        
  現在は、市営の結婚式場・ティーサロン・レストランとして使われています。

       見学は無料で出来ます。


   見学時間  9:00~17:00
   休館日   第二火曜日 (6~10月は除く) 年末年始

   交通アクセス

   地下鉄南北線 「中島公園駅」3番出口より徒歩4分
   市電       「中島公園通」より徒歩3分





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