12/17 大阪・北区クリニック放火殺人事件
12/17に生じたという大阪北区の放火殺人事件だが、合計25名もの死者となった。
この事件の容疑者とされる谷本盛雄容疑者(61)には、何の不満が内在していたのだろうか。
---------------------------------------------------------
大阪ビル放火「京アニ事件」模倣か 容疑者宅に新聞 ガソリン悪用共通
12/20(月) 23:57配信 毎日新聞
大阪市北区の雑居ビルのクリニックで男女24人が死亡した放火殺人事件で、谷本盛雄容疑者(61)が住んでいたとされる自宅に、36人が死亡した「京都アニメーション」放火殺人事件を報じる新聞紙面が残されていたことが捜査関係者への取材で明らかになった。谷本容疑者は11月下旬、自宅近くのガソリンスタンド(GS)でガソリン約10リットルを購入していたことも判明。ガソリンの悪用は京アニ事件と共通しており、大阪府警は放火の手法を模倣した疑いがあるとみている。
捜査関係者によると、紙面が発見されたのは、谷本容疑者の自宅とされる大阪市西淀川区の3階建て民家。この自宅ではクリニック放火事件の約30分前に2階一室の床が燃えるぼやがあった。紙面は京アニ事件を報じた新聞の1面記事で、この周辺に残されていたという。ぼやも谷本容疑者が放火した疑いがある。
2019年7月に「京都アニメーション」第1スタジオ(京都市伏見区)で発生した放火殺人事件は社員ら36人が死亡。殺人罪などで起訴された青葉真司被告は事件前、GSで携行缶に入れた約40リットルのガソリンを購入していたことが分かっている。
一方、クリニック放火殺人事件を巡っては、谷本容疑者が11月下旬、自宅近くのGSでガソリン約10リットルを購入していたことが判明。自宅の2階一室からは、ガソリンとされる液体を入れた約1・5リットルの容器が押収されている。クリニックと自宅への放火はこのガソリンが使われた可能性が高い。府警は少なくとも事件の3週間前から、甚大な被害をもたらした京アニ事件を参考に計画を進めていたとみて経緯を調べている。
ガソリンを巡っては、京アニ事件で販売規制が強化された。消防庁は総務省令を改正。GSがガソリンを容器に入れて販売する際、購入者の身元や目的の確認・記録が義務付けられるようになっている。谷本容疑者のガソリン購入もGSに保管されていた履歴から判明した。
府警などによると、谷本容疑者は自宅から銀色の自転車で現場の雑居ビルまで移動したとされる。複数の防犯カメラ映像には、谷本容疑者とみられる男性が自転車後部の荷台に紙袋のような荷物を積んでいる様子が記録されている。
谷本容疑者は12月17日午前、雑居ビル4階のクリニックにガソリンとみられる液体を入れた二つの紙袋を持参。出入り口近くの床に置いた紙袋を蹴り倒して放火し、院長の西沢弘太郎さん(49)らを殺害した疑いが持たれている。出入り口付近ではライターが発見されており、府警は谷本容疑者はこのライターで着火した可能性があるとみて捜査している。【安元久美子、郡悠介】
---------------------------------------------------------
大阪ビル火災容疑者、父親の板金工場継げず不満「職人気質で性格的に短気」
日刊スポーツ 2021年12月19日19時53分
大阪市北区の繁華街・北新地にある雑居ビル4階の心療内科クリニックから出火し、24人が死亡した火災で、大阪府警は19日未明、現住建造物等放火と殺人の疑いが持たれている男を、住所職業不詳の谷本盛雄容疑者(61)と特定した。火災で重体になっている。
谷本容疑者がかつて勤務していた大阪市内の板金工場の社長(78)が同日、取材に応じ、容疑者が父親の板金工場を継げなかったことに不満を募らせ、「離婚」についても納得できない様子だったことを明かした。
市内で板金工場を経営し谷本容疑者の父をよく知る社長は「(父は)すごく厳しい人やった」。容疑者は高校卒業後、父の下で職人の道へ進んだ。職人ではなく、会社員だった兄が工場を継いだ。その後、父が亡くなり、数年、兄とともに工場で働いていたが「何度か衝突して飛び出したようだ」。その後、職を転々としたが、02年から10年まで、1度職を離れた期間があったものの、長らく社長の工場で働いた。
兄の経営する工場を辞めたことについて「『兄貴が帰ってきたから』としか言わなかったが、不満そうだった」と振り返った。仕事ぶりは真面目だったが「職人気質の男で性格的に短気やった。私がアドバイスすると顔を真っ赤にして『なんでや!』と口を利かなくなることもあった」。
社長のもとで働いているときに離婚した。普段は私生活のことを話すことはなかった谷本容疑者は「うまいこといかん」と打ち明けたという。社長は事件について「仕事に対する度胸はあったが、こんなことをするとは…」と肩を落とした。【松浦隆司】
---------------------------------------------------------
12/17に生じたという大阪北区の放火殺人事件だが、合計25名もの死者となった。
この事件の容疑者とされる谷本盛雄容疑者(61)には、何の不満が内在していたのだろうか。
---------------------------------------------------------
大阪ビル放火「京アニ事件」模倣か 容疑者宅に新聞 ガソリン悪用共通
12/20(月) 23:57配信 毎日新聞
大阪市北区の雑居ビルのクリニックで男女24人が死亡した放火殺人事件で、谷本盛雄容疑者(61)が住んでいたとされる自宅に、36人が死亡した「京都アニメーション」放火殺人事件を報じる新聞紙面が残されていたことが捜査関係者への取材で明らかになった。谷本容疑者は11月下旬、自宅近くのガソリンスタンド(GS)でガソリン約10リットルを購入していたことも判明。ガソリンの悪用は京アニ事件と共通しており、大阪府警は放火の手法を模倣した疑いがあるとみている。
捜査関係者によると、紙面が発見されたのは、谷本容疑者の自宅とされる大阪市西淀川区の3階建て民家。この自宅ではクリニック放火事件の約30分前に2階一室の床が燃えるぼやがあった。紙面は京アニ事件を報じた新聞の1面記事で、この周辺に残されていたという。ぼやも谷本容疑者が放火した疑いがある。
2019年7月に「京都アニメーション」第1スタジオ(京都市伏見区)で発生した放火殺人事件は社員ら36人が死亡。殺人罪などで起訴された青葉真司被告は事件前、GSで携行缶に入れた約40リットルのガソリンを購入していたことが分かっている。
一方、クリニック放火殺人事件を巡っては、谷本容疑者が11月下旬、自宅近くのGSでガソリン約10リットルを購入していたことが判明。自宅の2階一室からは、ガソリンとされる液体を入れた約1・5リットルの容器が押収されている。クリニックと自宅への放火はこのガソリンが使われた可能性が高い。府警は少なくとも事件の3週間前から、甚大な被害をもたらした京アニ事件を参考に計画を進めていたとみて経緯を調べている。
ガソリンを巡っては、京アニ事件で販売規制が強化された。消防庁は総務省令を改正。GSがガソリンを容器に入れて販売する際、購入者の身元や目的の確認・記録が義務付けられるようになっている。谷本容疑者のガソリン購入もGSに保管されていた履歴から判明した。
府警などによると、谷本容疑者は自宅から銀色の自転車で現場の雑居ビルまで移動したとされる。複数の防犯カメラ映像には、谷本容疑者とみられる男性が自転車後部の荷台に紙袋のような荷物を積んでいる様子が記録されている。
谷本容疑者は12月17日午前、雑居ビル4階のクリニックにガソリンとみられる液体を入れた二つの紙袋を持参。出入り口近くの床に置いた紙袋を蹴り倒して放火し、院長の西沢弘太郎さん(49)らを殺害した疑いが持たれている。出入り口付近ではライターが発見されており、府警は谷本容疑者はこのライターで着火した可能性があるとみて捜査している。【安元久美子、郡悠介】
---------------------------------------------------------
大阪ビル火災容疑者、父親の板金工場継げず不満「職人気質で性格的に短気」
日刊スポーツ 2021年12月19日19時53分
大阪市北区の繁華街・北新地にある雑居ビル4階の心療内科クリニックから出火し、24人が死亡した火災で、大阪府警は19日未明、現住建造物等放火と殺人の疑いが持たれている男を、住所職業不詳の谷本盛雄容疑者(61)と特定した。火災で重体になっている。
谷本容疑者がかつて勤務していた大阪市内の板金工場の社長(78)が同日、取材に応じ、容疑者が父親の板金工場を継げなかったことに不満を募らせ、「離婚」についても納得できない様子だったことを明かした。
市内で板金工場を経営し谷本容疑者の父をよく知る社長は「(父は)すごく厳しい人やった」。容疑者は高校卒業後、父の下で職人の道へ進んだ。職人ではなく、会社員だった兄が工場を継いだ。その後、父が亡くなり、数年、兄とともに工場で働いていたが「何度か衝突して飛び出したようだ」。その後、職を転々としたが、02年から10年まで、1度職を離れた期間があったものの、長らく社長の工場で働いた。
兄の経営する工場を辞めたことについて「『兄貴が帰ってきたから』としか言わなかったが、不満そうだった」と振り返った。仕事ぶりは真面目だったが「職人気質の男で性格的に短気やった。私がアドバイスすると顔を真っ赤にして『なんでや!』と口を利かなくなることもあった」。
社長のもとで働いているときに離婚した。普段は私生活のことを話すことはなかった谷本容疑者は「うまいこといかん」と打ち明けたという。社長は事件について「仕事に対する度胸はあったが、こんなことをするとは…」と肩を落とした。【松浦隆司】
---------------------------------------------------------