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02/13自衛隊トラとマセ衝突・過失割合

2023-02-15 | 事故と事件
02/13自衛隊トラとマセ衝突・過失割合
 この事故だが、自衛隊の3.5トントラックと青のマセラティクアトロポルテが多車線間で併走する中で起きた事故で、事故直後の絵を見れば明らかな様に、自衛隊トラックは自車線内で、青マセが右に相当急激に進路変更して、自衛隊車両の前に入り込んだ事故だと容易に判る事故だ。

 それを、この報道ではマセ運転手の証言として「ガガガーという感じで、気づいたら削られている形になった」という云い分を伝え、あたかもマセが被害事故、つまり自衛隊トラが悪いかの印象を与えるアホな報道をおこなっている。
 私に云わせりゃふざけるなと云いたい。こういう並進車両での事故で、しかも事故直後の写真で明らかな様に、自衛隊車は車線変更した様子もなく、おそらく相当急激に車線変更したのはマセのアホ車両だろう。通常、こういう併走車線間での事故だと、マセの右前部とか、ゆっくり寄せた場合でも、側面の広範囲だとしても、この事故直後写真の様に自衛隊車の前方にマトモに侵入し、それを塞ぐまでの形で止まることまでは少ない。つまり、その前にマセが気づいて右ステアを左に反転させて離れるからだ。それを、このマセのアホは、余程急ハンドルで進路変更したのだろうということが伺える事故だ。しかも、おそらくマセは右進路変更に際し、右合図のなしかあったとしても、進路変更と同時で意味のない事前合図ではなかったろう。
 判例の併走車間事故は7:3とか記してあるのだが、私が自衛隊車運転者ならゼロ主張すると思う。自衛隊も国家組織なので、あまり揉め訴訟になることは避けようとして、マセの保険会社の云い分に流されるところがあると思えるところだ。しかし、過失基本3:7(自衛隊が3)としても、合図なし、あまりに急激な進路変更動作としての運転操作不適当を主張しつつ、まずは無過失主張、最悪でも10%までの過失は認めるが、相手への賠償過失は認めず、0:90という変則的な示談解決を目指すとところだ。




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自衛隊車両と高級車が事故 マセラティの運転手 証言
FNNプライムオンライン(フジテレビ系) 2/13(月) 19:46配信
“環8”で起きた事故。
13日朝、一報を聞きつけ、現場に駆けつけた取材カメラに映ったのは、自衛隊の車。
バンパーがへこんでいる。
一方、そばにある高級外車・マセラティには、大きな傷跡が残っていた。
現場にはまだ、事故を起こした乗用車のドライバーがいた。
乗用車のドライバー「ガガガーという感じで、気づいたら削られている形」
事故の直後の写真。
自衛隊のトラックが、乗用車の右側に突っ込む形で止まっていた。
現場は、片側3車線の直線道路。
ドライバーによると、事故が起きる前、乗用車は左、トラックは真ん中の車線で、並んで走っている状態だったという。


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