私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

ハングリー精神のこと

2008-07-09 | コラム

 ハングリー精神とは、貧困の中で育った者が、その逆境を糧として成功・大成するという良い面を表すものです。貧しいか出所のボクサーが、チャンピオンに上り詰めるという様なものです。しかし、あまりにも金に執着する思想という方に接した時、まったく呆れ果て平行してしまう場合があります。すなわち、そこのことが金になるかどうかが、行動の要件とする様な方のことです。

 サラリーマンでも歩合給の場合等で、労働と給与の関係が直接的な場合等、金にならないからやらないみたいなことを公言する方がいたとしたら、きっと廻りの者の冷めた視線を受けることでしょう。

 一方自営業者の方の場合は、一切の給与の保証はなく究極の歩合給とも云えますが、だからといって自営業者の方が金の亡者であるのかといえば、その様な方は極一部です。大多数は、気の良い方が多いものです。もし、お客さんが、その自営業者を金の亡者かの様な商売人だと知り得た時、きっとだれも近づかなくなることでしょう。

 私が過去に触れあって来た中で、金の亡者とも感ぜられた方の多くは、貧しく苦しい環境の中で育って来たものと想像されます。しかし、その様な貧困を逆境として、ハングリー精神を旺盛に持つことは決して悪いことではないですが、心貧しいハングリー精神者は、決して世の支持は受け得ぬものだと思います。しかし、世の中には現に貧しい生活をしていても、心は貧しくない方も大勢しますし、貧しい中からの成功者であって、豊かな情感を持ち、世のために尽くされている方もいらっしゃる訳で、この様な方は敬服すべき方と思います。




最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。