DCT(ディアルクラッチトランスミッション)のことは、本ブログでも過去にも何度か記して来ましたが、やはり世界的に採用車が増えつつあります。BMW・M3(E90型)は、旧型はMSGという機械式ATがありましたが、新型ではMT仕様しかラインナップされていませんでしたが、近頃DCTでのAT仕様が発表されました。また、ポルシェでも従来のティプロトニックというAT仕様から、PDKというDCT機構が発表されています。
このDCTは従前にも何度も記している通り、トルクコンバーターを介さないダイレクトな動力伝達と、ディアルクラッチ化での素早いシフトチェンジを実現しています。発進加速性能は、従来のMT以上となりますし、燃費もMTに遜色ないはずです。これから日本でも再投入されてくるはずのディーゼルエンジン車にも組み合わせれば、燃費面でのメリットも更に高まる期待されるメカと感じています。
参考ブログ
2008/01/08 DCTの魅力
2008/10/28 ニュー・ニッサンGT-Rのこと(その2)
2007/10/13 ランエボXの新機構のこと