私の思いと技術的覚え書き

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おもしろ映画の寸評:恐怖の報酬(Sorcerer)

2018-10-12 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 恐怖の報酬は同名で2作品が作られている。1つは1953年のフランス映画、そして、このリメイクとなる1977年の米国映画である。この77版恐怖の報酬(原題はSorcerer(魔術師))だが、国内上映とテレビ放映もなされて来た様だが、何故かDVDやBDの国内盤の販売がされておらず、今更ながらその存在を知ったのだ。監督は、フレンチコネクションやエクソシスト(見ていないが)等を作り続けて来たウィリアム・フリードキン。キャストにけっこう好みとするロイ・シャイダーと作品データを知ると無性に見たくなり、アマゾン検索すると米国版BDの様だが即納品がある。注文翌日には配達された。こうしてアマゾンの毒牙にますますハマってしまうのだが、また日本中の小売業淘汰の手助けをしてしまったと思うと罪悪感を感じる。

 さて、映画ストーリーであるが、53年オリジナル(モノクロ作品)と同様で、南米奥地の油田で火災事故が発生、この火を消すためにベース基地から2台のトラックでニトログリセリンを運ぶというものだ。大筋は同様であるが、ややトラックを待ち受ける難関を厚くしたといったところであろうか。

 使ってるトラックは、日本では今やボンネットタイプはないが、ボンネットタイプの6×6で全長9mクラスほどと見える。自衛隊で使用している7トントラックとかウェポンキャリア(WC)いう感じだろうか。但し、フロントに機械式ウインチ付きだ。物語の中で、まず運転者の技能評価から、極短いシーンだが、ポンコツ車の中から使える車を選び出し、それを整備するなんていうシーンがある。ベルトを替え、オイルを替え、タペット調整、ショックアブソーバー(筒型でないレバー式のもの)を替え、ライト回りを修理したり追加し、ウインチワイヤーを伸ばし給油しつつキッチリまき直すなんていうシーンだ。

 さあ、火災油田に向け出発だ。道は崖沿いの未舗装路で、3m弱の狭路が続く。最大の難関は橋板もボロボロの吊り橋を渡るシーンだろうか。なんとか渡り終えたが、次は直径7、80cmはあろうかという巨木に道を塞がれ途方に暮れる・・・。

 それらの難関を乗り越え、尾根沿いの道で1台の前輪がバースト、道を外れたトラックは転落しつつニトロが大爆発する。その轟音と煙をみたもう1台のクルー(シャイダー達)は戦慄する。













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