私の思いと技術的覚え書き

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自動車リサイクル処理の閲覧機能付加のこと

2008-05-16 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険

 今般、使用済み自動車のリサイクル処理について、使用ユーザーの閲覧機能が付加されましたので紹介します。これは、従来、リサイクル費用を負担したユーザー自身が、リサイクル処理の完了などの処理の実態を直接閲覧することはできませんでした。これが、今般の閲覧機能の付加により可能となったものです。

 このことで、昨年末のある事故処理の際のことが思い出されます。事故は昨年11月に生じたのですが、相手車は年式も古く明かな全損状態でした。被害所有車は、東北地方の居住であり、電話での賠償額の打合せを行いました。この中で、被害相手の方に、相手車は車検を取得したばかりであり、廃車に際して自動車重量税の還付を受けられることを案内し、永久抹消手続きを被害相手の方に最寄りの陸運事務所で行ってもらうこととしました。しかし、年末も近づく中で手続きを行った被害相手の方より、リサイクル処理が出来ていないとのことで、永久抹消手続きが出来ないとの訴えを受けたのです。事故現車の処理をお願いした自動車屋さんは、既にリサイクル処理業者に出したと云っております。リサイクル処理業者と直接やり取りをし、リサイクル処理の完了を確認し、被害相手の方に納得はして戴きました。しかし、実際の永久抹消手続きは年明けとなってしまったのです。
 私はこの事案で、ユーザー自身がリサイクル処理の状態を確認できないのは、誠におかしなことと感じました。そこで、自動車リサイクル促進センター(自動車リサイクルシステムコンタクトセンター)に電話を入れ、「リサイクル費用を預託して廃車したユーザー自身が解体処理が確認が出来ないシステムは欠陥ではないのか」と伝えたのでした。そんな私の不満も今回の閲覧機能の付加により解消されるというものです。




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