巨大震災・原発事故から４ヶ月を迎えて

　巨大震災から４ヶ月を経て、震災復興も原発の放射能封じ込めも、遅々として進んでいないと感じられます。この理由は、政治の不作為にあるのだろうと断じています。

　特に、原発の放射能封じ込めというのは、一刻を争うことは間違いないはずであり、戦争に例えれば福島第一征圧作戦です。しかし。この４ヶ月間の実態は、形ばかりの国の管理下の元、東電という一民間企業の裁量の中という限られた部隊による戦闘が続けられてきており、これを私は依然から「ちんたら作戦」と感じて来ました。

　軍事戦略の専門家ではないですが、戦争とは持てる資源を全力投入し、圧倒的な戦力により極力短期間で終了させるというのが原則だと思えます。しかし、政府は、積極的な指揮権の行使を忌避し、日本国としての持てる戦力を行使を不作為しているとしか見えません。

　旧ソ連のチェルノブイリでは、総計８０万人とも言われる人員が関わったと云います。これに比べると、今次の日本の対応は、あまりにも愚行であろうとしか思えません。