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 私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

メーター戻し巧妙化かぁ・・・・

2015-11-18 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 Yahooの記事で知った、岐阜県警が詐欺罪で摘発した件ですが、メーター戻し相変わらずやってる奴はいるのだと感じます。しかも、車検証に載る距離が、過去2回までの検査時ということを悪用しているのが今回の再認識です。オドメーターを何らかのツールやその手の戻し屋で巻き戻し、短期間に抹消→中古新規を2回繰り返せば、現在の車検証(登録事項証明書)から、旧オドメーター距離は消え去ります。但し、たぶんですが保存履歴の全部の登録事項証明を取れば、明確に判明するのかもしれません。そこまでして確認する方はまずないでしょう。

 世には個人もしくは法人経営者など、高級車を主に業務として乗り回し、2年で15万キロなんていう過走行のクルマも結構あると思います。これを仮に3万キロとかに巻き戻し転売すれば、100万は下らない利ザヤが生み出されるので、バレるまで止められないのでしょう。こういうクルマがオークション査定を受けても、事故車は疑いでも事故車評価となりますが、高年式車の過走行とは云っても、過去にオークション出品されている場合は別として、余程のことがない限り疑いを持つことなくパスされてしまうのでしょう。
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※Yahoo掲載記事

メーター戻し」巧妙化 中古車詐欺、再燃の兆し

岐阜新聞Web 11月18日(水)9時41分配信

 中古車の走行距離を示すメーターを特殊な機器を使って巻き戻し、販売する新たな詐欺商法の手口が岐阜県内で出始めた。車検証に直近2回の車検時の走行距離が記載される仕組みを悪用し、短期間に2度車検を受けて実際の距離が分からないようにしていた。国土交通省は「同じ車で何度も車検にくる人は警察に連絡する」と警戒を強めるが、「車検の申請があれば拒否はできない」(関係者)ため根絶できない状況だ。
 県警は6、7月、二つのグループを相次いで摘発、詐欺容疑などで瑞穂市の中古車販売店経営の男ら7人を逮捕した。軽乗用車を中心に計170台を売りさばいたとされ、各務原市の男性などが被害に遭った。
 犯行グループは自動車修理業者に走行距離を実際の約21万キロから約3万8千キロに改ざんさせるなどして、1日のうちに車検を2度受け、ネットオークションを通じて販売していた。15万円以下で仕入れた車を30万円前後で売っていた。
 車検の有効期限は乗用車、軽乗用車ともに2回目以降は2年。軽自動車検査協会は「短期に2回も車検を受けるのは一般的に考えておかしいが、申請に必要な書類がそろっていれば、拒否できない」と説明する。
 「二重車検」(検察)で、実際の走行距離が隠され、車検証に嘘の走行距離が記載されれば、車の購入者が詐欺だと気付くのは不可能に近い。被害者は「改ざんされているとは夢にも思わなかった。本当に悔しい」「廃車寸前の車をつかまされた。怒りがこみ上げる」と憤慨する。
 中古車のメーターを巻き戻して販売する詐欺商法は古くからあったが、メーターがアナログからデジタルに変わって被害は減少傾向にあった。だが、デジタルメーターでも改ざんできる特殊な機器が出回り、新たな手口が昨年ごろから大阪や岐阜などで見られるようになった。機器はネットでも入手が可能だ。
 国交省は当面の対策として、同じ車で車検を繰り返す人がいれば警察にすぐに連絡するよう同協会と全国の運輸支局に求めている。

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