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 私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

フォークリフト作業中の事故

2020-05-17 | 事故と事件
 昨日(5/16)、福岡市でフォークリフト作業中の死亡事故が報じられている。ついでにザラッとNet検索してみると、その他死亡事故が3件ほど出て来た。フォークリフトは各種産業用として多用されているが、結構事故が起きていることが判る。

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作業員 リフトと壁に挟まれ死亡
2020/5/17(日) 1:00配信RKB毎日放送
 16日、福岡市中央区の工場で、鳥を防ぐ網を修理していた75歳の男性がフォークリフトと壁に挟まれ、死亡しました。
 16日午前8時半ごろ、福岡市中央区那の津にある家畜用の飼料を製造する工場で、鳥を防ぐ網を修理していた男性が、フォークリフトと壁に上半身を挟まれました。
 男性は病院に運ばれましたが、約6時間後に死亡が確認されました。亡くなったのは、福岡県大野城市に住むアルバイト・小野利治さんです。
 警察によりますと、小野さんはフォークリフトの台に乗って、倉庫の壁に網を取り付けようとしていました。この際、リフトを運転していた別の作業員がアクセルの加減を誤り、小野さんが挟まれたということです。警察は、作業員から話を聞くなどして詳しい状況を調べています。
最終更新:5/17(日) 1:00
RKB毎日放送
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廃棄作業中に頭を打ち死亡 フォーク下げずに運転席から離れさせた事業者を送検 都留労基署
2018.08.10 【送検記事】
 山梨・都留労働基準監督署はコンテナに廃棄物を入れる作業中に54歳の男性労働者が頭を強く打ち死亡した労働災害で、光洋化学㈱(東京都渋谷区)と同社の上野原工場の工場長を労働安全衛生法第20条(事業者の講ずべき措置等)違反の疑いで甲府地検に書類送検した。
 同社の上野原工場では建築関係で使う粘着テープを製造していた。労働災害は平成29年9月20日に起きた。労働者はコンテナに廃棄物を入れる作業に従事していた。作業は廃棄物を入れたロールボックスパレットをフォークリフトで運び、高さ約1.5メートルのコンテナの上にパレットを載せ、コンテナの縁に上り廃棄物を投入するというものだった。労働者は一人で作業をしていたため、現認者はいなかったが、コンテナの上からパレットごと転落したか、コンテナへの移動中に落下してきたパレットに激突したとみられる。労働者は頭を強く打ち、急性硬膜下血腫により死亡した。
 労働安全衛生法はフォークリフトの運転席から離れるときは、フォークを最低降下位置に降ろさなければならないと定めている。同労基署は「そもそもの作業に無理があった。コンテナの上にパレットを載せなくても、コンテナを開けて廃棄物を入れれば良い。上から入れた方がたくさん入れられるということで、このような手順の作業が常態化していたようだ。工場長も危険性を認識していた」と話している。
【平成30年7月19日送検】
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フォークリフト横転で下敷きに 作業計画など定めず送検 米子労基署
2019.10.31 【送検記事】
 鳥取・米子労働基準監督署(森下芳則署長)は、フォークリフトの転倒防止措置を怠ったとして、貨物自動車運送事業のニチラス運輸㈱(鳥取県米子市)と同社専務取締役を安全衛生法第20条(事業者の講ずべき措置等)違反の疑いで鳥取地検米子支部に書類送検した。令和元年6月、同社労働者が死亡する労働災害が発生していた。
 被災者は66歳の男性正社員。同社敷地内でフォークリフトを用いて木製パレットの運搬作業をしていた。運行経路には溝があったため、その上にはあらかじめ鉄板が敷かれていた。通常通行には問題はなかったが、フォークリフトで通るには鉄板が狭く、鉄板から脱輪した左後ろのタイヤが溝にはまって左側に横転し、投げ出された労働者が下敷きになり死亡した。
 同社は安衛法に定められたフォークリフトの作業計画を定めておらず、フォークリフトの転倒を防ぐための必要な措置も講じていかなった疑い。
【令和元年10月9日送検】
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古紙崩壊に巻き込まれ労働者が死亡 作業中に関係者以外を立ち入らせた製紙会社を送検 富士労基署
2018.11.12 【送検記事】
 静岡・富士労働基準監督署は積み替え作業後に古紙が崩壊し、崩壊に巻き込まれた64歳の男性労働者が死亡した労働災害で、松菱製紙㈱(静岡県富士市)と同社の代表取締役を労働安全衛生法第21条(事業者の講ずべき措置等)違反の疑いで静岡地検富士支部に書類送検した。
 同社は古紙からトイレットペーパーなどを製造している。労働災害は平成30年4月24日、同社の古紙置き場で起きた。古紙置き場には圧縮・拘束した古紙が4段に積まれ保管されていた。古紙は直方体で、1個の大きさは縦90センチ、横80センチ、高さ160センチ、重さは600キロほどだった。
 古紙置き場の前を通りかかった代表取締役は、古紙がずれているのを見つけた。このままでは崩れる恐れがあるとして、自らフォークリフトに乗り、積替え作業に当たった。しかし、積替え直後に古紙は崩壊し、清掃中の64歳の男性労働者が巻き込まれた。労働者は頭を打ち、病院に搬送されたが同日死亡が確認された。
 労働安全衛生法は積まれた荷の塊である「はい」の積替え作業を行う場合、崩壊や荷の落下により労働者に危険を及ぼす危険性のある場所に、関係労働者以外を立ち入らせてはならないと定めている。しかし、同社の代表取締役は人がいるのか確認することなく、積替え作業を始めたという。
【平成30年10月16日送検】
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