私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

新コロナ・早速経済影響が現れつつある

2020-03-07 | 事故と事件
 今朝見た、北海道の貸切バス事業者の苦境を示す記事だ。この様な新コロナ絡みのというより、インバウンドという中国依存の仕事で成り立っていた企業ほど、その影響は大きいのだろう。これは、観光バスに限らず、ホテルなど宿泊業、飲食業、各観光地の土産物販売業など著しいものがあるのだろう。

 しかし、日本の基幹業種たる自動車製造業関連についても、そもそも中国での自動車需要が急拡大する、つまり儲けどころと狙って、多くの大手日本企業と、そこに連なるサプライヤーが中国進出を果たしている訳だが、当面の中国経済の急減速で、その売上急減は必置だろう。しかし、アホなというか、原価低減ばかりを念頭において、中国からの部品の供給に頼っていた国内メーカーでも、ライン停止など影響が出始めているという。また、この経済縮小というマインドは、国内の新車需要も相当に冷え込ませることだろう。なんだかんだと、我が国全体の経済を冷え込ませていくことは確かなことだろう。

 先月末の唐突の小中高の一斉休校要請には驚愕したが、その時点でも中国全域の入国制限を何故していないのかと呆れ返っていたのだが、逆に中国から我が国への入国制限を行う論議が出るに至ったのには呆れ果てる。そして、やっとと云うべき昨日辺りから、中国および韓国全域からの入獄制限を行うという声が出始めた。何故、こうもちぐはぐな対応しか取れなかったのだろうか。端的に平たく述べれば政治家はほとんどアホばかりだが、官僚はそれなりに優秀でそれなりの分析能力があると認識していたのだが、その発言力を封じられているということだろうか・・・。

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運転手絶句「こんなに早く決断されるとは」観光バス会社"ほぼ全員解雇"…新型コロナ 入国規制が追い打ち 3/6(金) 21:20配信北海道ニュースUHB
UHB 北海道文化放送
 中国・韓国との減便に続き、実質的な入国制限が始まるなか、道内のバス業界が激震に見舞われいます。既に廃業を検討したり運転手を解雇したりする動きが相次いでいます。
 解雇された運転手:「こんなに早く解雇という決断になると思わなかった。このままではまずい状態になるだろうと想像はつきましたけど」
 札幌の観光バス会社に勤めていた50代の男性運転手です。正社員として数年間勤めた会社を、先月解雇されました。理由は観光客の減少です。中国からのツアーが軒並みキャンセルとなり、経営が厳しくなったと説明を受けました。

 解雇された運転手:「年齢的にも再就職できるのか、この状況がいつまで続いてこの業界に戻って来れるのか、全く今の段階では想像がつかないですね。どうしたらいいのかというのが正直なところですね」
 道内に観光バス会社は250社ほどあります。
 道バス協会によりますと、各社とも新型コロナの影響が深刻化していて、日高の浦河町では先月、「廃業」を決めた会社もあったということです。
 国は、新型コロナで経営悪化した企業に対し、雇用調整助成金などで支援に乗り出していますが、既に各社とも経営は「火の車」だといいます。
 観光バス会社 担当者:「ほぼ全従業員で、24、25人いるところ22~23人解雇という形で、(社長の)苦渋の決断だったと思う」
 こう話すのは、札幌市内のある観光バス会社の担当者です。観光客の減少で経営が急速に悪化し先月、運転手を含むほとんどの正社員が解雇されました。新型コロナが終息すれば事業を再開したいとしていますが、見通しは全く立っていません。
 観光バス会社 担当者:「お客様が戻って来てくれるまでの間をどのように(会社を)維持していくか、見通しは立っていない。これからなんだろうなと思う」UHB 北海道文化放送

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