オドメーターが30万キロギリでカウントアップしなくなる
Netで見た下記の記事だが、トヨタ車にあると云うが実態は不知だが、まあ現実に存在するのではあるのだろう。
ところで、オドメーターが作動を止める車両が、道路運送法の保安基準に適合しないかと云うことだが、現状の保安基準にはスピードメーターの基準は定められているが、オドメーターについては、その装着の義務とか基準はないと承知している。確かに継続検査の際に、記録するという制度は何年か前に検査細目で決められているが、動かない(カウントアップしない)から車検不合格とは決めていないと承知している。
ところで、同記事中で、「単純にそこまで乗るのを想定していないのと、コンピューターへの距離データ書き込みキャパの問題などではないかと言われている」という記述があるが、そんなアホな理由である訳ないと思わざるを得ない。こういうことは、メーターの製作サプライヤーや車両の製造メーカー(今回はトヨタ)が、99万キロまでシミュレーショとして動作を確認していないから起こるのであって、その理由はオドメーターのプログラムというかカウンター桁上げ処理のバグがあるに違いないだろう。しかし、こういうクルマのメカ的な論評記事を見る都度思うのだが、記載する者の見識の低さを感じ一件だ。
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車検に通らないことも! 最近話題のトヨタ車の「30万キロ問題」とは
WEB CARTOP 1/10(月) 6:20配信
トヨタ車の30万km問題をご存じだろうか。ユーザーのブログでも見かけるし、修理工場の整備士もウエブで違和感を訴えていたりもする。この問題はなにかというと、オドメーターの数字が299999kmで止まってしまうもので、いくら走ってもそれ以上はメーターが回ることはない。キリ番を待っていたのに、という残念な声まであるほどだ。
内容からして、正確には30万km問題というより、30万kmにならない問題といったほうがいいのだが、こうなるのは15年ぐらい前のモデルが多く、すべてのトヨタ車に出るわけではないようではある。はっきりしたことはわからないのは、30万kmまでいく車両はごくわずかだからだ。
ただ、プロである整備士も含めて、ユーザー側としてはケタがある以上、999999kmまで回って、そこからまたゼロに戻ると思ってしまっているし、当のディーラーも知らないことがあるという。そもそもそうしている理由ははっきりとはわからないが、単純にそこまで乗るのを想定していないのと、コンピューターへの距離データ書き込みキャパの問題などではないかと言われている。ちなみに昔のぐるぐる回るアナログタイプではもちろんこのようなことは起こらない。
そういう設定なのだから仕方がないし、トリップメーターで管理すればいいと思うかもしれないが、問題はここからで、車検が通らなくなってしまうのだ。現在、車検証には受検時の走行距離が記録されることから、ここが正確でないといけないと解釈されてしまう。つまり制御不良というわけだ。パスするにはメーターを換えることになって、アッセンブリー、つまり丸ごとなので高額になってしまう。
そもそも作った側の想定不備といった問題なのでリコールとして無償交換なのではないかとディーラーなどに掛け合った人もいて、結果は命に関わる危険なものではないのでリコールにはならないと言われ、泣く泣く費用をかけて交換した例を見かける。大切にしてきて、調子も良ければがっくりだろう。交換ではなくてもメーター内のデータを書き換えればいいのだが、自分ではできないし、どこに頼めばいいかもわからない。巻き戻し屋ならやってくれるかもしれないが。
一部では、解釈の違いからか車検にパスできたり、初期の頃はディーラーで交換してくれたりした例もあるようだが、いずれにしてもオーナーにとっては寝耳に水な話。30万kmまで乗るとは想定していないというのもわからないでもないが、だからといって走行距離が記録できないのは釈然としない話しだ。車検にかかわるとなるとなおさら。最近のクルマでは例は見かけないが、まだそこまで到達していないので表面化していないだけかもしれず、今後の動向に注視したい。
Netで見た下記の記事だが、トヨタ車にあると云うが実態は不知だが、まあ現実に存在するのではあるのだろう。
ところで、オドメーターが作動を止める車両が、道路運送法の保安基準に適合しないかと云うことだが、現状の保安基準にはスピードメーターの基準は定められているが、オドメーターについては、その装着の義務とか基準はないと承知している。確かに継続検査の際に、記録するという制度は何年か前に検査細目で決められているが、動かない(カウントアップしない)から車検不合格とは決めていないと承知している。
ところで、同記事中で、「単純にそこまで乗るのを想定していないのと、コンピューターへの距離データ書き込みキャパの問題などではないかと言われている」という記述があるが、そんなアホな理由である訳ないと思わざるを得ない。こういうことは、メーターの製作サプライヤーや車両の製造メーカー(今回はトヨタ)が、99万キロまでシミュレーショとして動作を確認していないから起こるのであって、その理由はオドメーターのプログラムというかカウンター桁上げ処理のバグがあるに違いないだろう。しかし、こういうクルマのメカ的な論評記事を見る都度思うのだが、記載する者の見識の低さを感じ一件だ。
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車検に通らないことも! 最近話題のトヨタ車の「30万キロ問題」とは
WEB CARTOP 1/10(月) 6:20配信
トヨタ車の30万km問題をご存じだろうか。ユーザーのブログでも見かけるし、修理工場の整備士もウエブで違和感を訴えていたりもする。この問題はなにかというと、オドメーターの数字が299999kmで止まってしまうもので、いくら走ってもそれ以上はメーターが回ることはない。キリ番を待っていたのに、という残念な声まであるほどだ。
内容からして、正確には30万km問題というより、30万kmにならない問題といったほうがいいのだが、こうなるのは15年ぐらい前のモデルが多く、すべてのトヨタ車に出るわけではないようではある。はっきりしたことはわからないのは、30万kmまでいく車両はごくわずかだからだ。
ただ、プロである整備士も含めて、ユーザー側としてはケタがある以上、999999kmまで回って、そこからまたゼロに戻ると思ってしまっているし、当のディーラーも知らないことがあるという。そもそもそうしている理由ははっきりとはわからないが、単純にそこまで乗るのを想定していないのと、コンピューターへの距離データ書き込みキャパの問題などではないかと言われている。ちなみに昔のぐるぐる回るアナログタイプではもちろんこのようなことは起こらない。
そういう設定なのだから仕方がないし、トリップメーターで管理すればいいと思うかもしれないが、問題はここからで、車検が通らなくなってしまうのだ。現在、車検証には受検時の走行距離が記録されることから、ここが正確でないといけないと解釈されてしまう。つまり制御不良というわけだ。パスするにはメーターを換えることになって、アッセンブリー、つまり丸ごとなので高額になってしまう。
そもそも作った側の想定不備といった問題なのでリコールとして無償交換なのではないかとディーラーなどに掛け合った人もいて、結果は命に関わる危険なものではないのでリコールにはならないと言われ、泣く泣く費用をかけて交換した例を見かける。大切にしてきて、調子も良ければがっくりだろう。交換ではなくてもメーター内のデータを書き換えればいいのだが、自分ではできないし、どこに頼めばいいかもわからない。巻き戻し屋ならやってくれるかもしれないが。
一部では、解釈の違いからか車検にパスできたり、初期の頃はディーラーで交換してくれたりした例もあるようだが、いずれにしてもオーナーにとっては寝耳に水な話。30万kmまで乗るとは想定していないというのもわからないでもないが、だからといって走行距離が記録できないのは釈然としない話しだ。車検にかかわるとなるとなおさら。最近のクルマでは例は見かけないが、まだそこまで到達していないので表面化していないだけかもしれず、今後の動向に注視したい。