ディーゼルエンジンは軽油で動くのだが、軽油には種別があり低温で氷結(ゲル化)し、流動性の悪化からエンジン始動不能などに陥ることがある。
JIS規格で特1号から特3号までの5種に区分されており(下記写真参照)、低温流動性に差異があるのだ。一般のガソリンスタンドでは、季節や地域によりこれら種別を入れ替え、ドラブルを生じない様にしている訳なのだ。しかし、時前で夏期に充填したドラム缶の軽油を充填したり、温暖地から極寒冷地に移動してトラブルを生じる事例があることを知ることは有意と思う。
数十年前の話だが、新車納車して間もない2トンディーゼルトラックが、寒冷時の朝一番に始動できないという訴えを聞き、数十キロ離れた山間の寒冷地を、朝7時に現地着で現象を調査したことが思い出される。この原因は、燃料ポンプ入口ユニオンボルト内のゴーズフォルタ(網目状ファイル)付近で、燃料がゲル化して吸い込めなくなっていることが判明したのであった。
JIS規格で特1号から特3号までの5種に区分されており(下記写真参照)、低温流動性に差異があるのだ。一般のガソリンスタンドでは、季節や地域によりこれら種別を入れ替え、ドラブルを生じない様にしている訳なのだ。しかし、時前で夏期に充填したドラム缶の軽油を充填したり、温暖地から極寒冷地に移動してトラブルを生じる事例があることを知ることは有意と思う。
数十年前の話だが、新車納車して間もない2トンディーゼルトラックが、寒冷時の朝一番に始動できないという訴えを聞き、数十キロ離れた山間の寒冷地を、朝7時に現地着で現象を調査したことが思い出される。この原因は、燃料ポンプ入口ユニオンボルト内のゴーズフォルタ(網目状ファイル)付近で、燃料がゲル化して吸い込めなくなっていることが判明したのであった。
