私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

昨日のトピックから

2007-11-01 | コラム

 今日から11月が始まりです。まったく月日が経つのは早いものです。
 さて、昨日のトピックとして、空自F2戦闘機の墜落炎上事故がありました。離陸しようとしてバランスを崩し、比較的低高度から墜落し発火炎上したものの様です。しかも、定期点検整備中で、三菱重工で受託中でのテスト飛行の際の事故の様子です。炎上のビデオ映像を見る限り、ほとんど全損の状態でしょうから、一機120億円がパーです。受託車(機)保険は入っているのかなぁ等と想像してしまいました。まあ、三菱重工さんは超大企業ですから、保険に入っていなくても120億円ぐらい何ともないのでしょうが。
 ところで、クルマの整備業や鈑金塗装業というのは、結構リスクの高いところがあります。結構な高級車をユーザーから受託する場合がありますから、このF2戦闘機の事故の様に高損害を発生してしまったりすると、中小零細企業に取っては企業存続の危機を招きかけないことになりかねません。ですから、受託車保険(正しくは自動車管理者賠償責任保険および生産物賠償責任保険)には加入されていた方が無難かと思います。なお、同保険は各保険会社で扱っていますが、より低価格で済む日整連で扱っている自動車整備賠償共済保険もあります。(同共済保険への加入は日整連加入工場が原則ですが、鈑金塗装工場であっても加入できる場合があります。詳しくは各地の自動車整備振興会へ問い合わせれば判ると思います。)

 話は若干ズレますが、フェラーリ等の超高級スポーツカーですが、車両保険には未加入のクルマが結構多いということです。この話は、私の横浜勤務時代に知り合った、東京都町田市のある鈑金屋さん(宣伝はまったくしていませんがフェラーリ車の修理実績では日本有数)が云っていました。比較的最近もエンツォで総額5千万円程の修理をしたと云っていました。しかも、保険でなく自費修理だったとのことを聞きさらに驚きました。この様な超高価格・高級スポーツカーは、各保険会社で加入を断られるというのが実態の様です。(まあ、確かにリスクが高過ぎることはあります。)

 ちょっと面白いビデオを見つけましたので紹介して見ます。


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