私の思いと技術的覚え書き

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昨年末の池袋バス火災報道について

2016-02-21 | 事故と事件
 昨年末に生じた池袋バス火災だが、最近の報道で該当車はH5年式であり平均車齢11年を大幅に超える老朽化が原因といわんばかりに記述には、若干異論を感じつつ私見を述べてみる。

 まず、平均車例であるが各種統計があるのだろうが、普通貨物でさえ平均車齢は13年を超えており、それよりも新車価格が高額な大型バスが平均車齢が11年であるはずはなく、別の統計では20年を超えていることが読み取れるのであり、これは日頃から伺える状況と違和感はないのである。

 だいたいH5年式となると新車から23年を経過している訳であるが、実態としてこの程度のバスが運行してことに違和感はない。20年程度の使用において老朽化うんぬんというのであれば、数十年、場合によっては50年つまり半世紀の長きを使用され続けている鉄道車両の安全性をどう判断するのであろうか・・・。

 ただし、使用期間は短くとも、その点検・整備などの保守については、十分以上の管理が求められるのは当然のことであろう。また、バスなどについては、再販に伴い改造を伴う仕様の変更がなされる機会が多いと想像されるが、この改造時に十分以上の電気配線などの安全上の留意がなされているかが要求されることは当然のことであろう。


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