「なぜリーダーは失敗を認められないのか」・・・それは否認から始まる！

　今、図書館から借りてきた「なぜリーダーは失敗を認められないのか」という翻訳本を読んでいます。　この本の結論としては、それは見えている現実を否認することから始まるのだと云うのが結論です。そして、米国の各種有名企業の実例として紹介している内容です。　例えて見れば、レベルは小さなことですが、本当に愛する恋人（女）がいたとして、様々な素振りとかで客観的に見れば破局は近いと明らかだとします。しかし、愛する男は、その様々な素振りを見ていながら無視、つまり否認すると云うことでしょうか。　今回の原発事故のことだって、原発そのものは、過去から小さな事故を繰り返してきましたし、技術者や学者の中には、まずいよなあと僅かに思いつつ、いやそんな重大事故はあり得ないし、あった場合のことなど考えたくもないと否認してきたのだと思います。追記　ついでに、従来から何度も記してきたことですが、当然云うべきことを云わない、つまり黙っている奴が多くなりましたが、沈黙は金だと思っているとしたら大きな間違いです。その様な奴の沈黙が、弱者を虐め、場合によっては弱者を死に至らしめている事例は多いと感じます。