クルマの効用ってのは、ドアツウドアの移動手段が最大のものでしょうが、そんな実利にまったく関係なく、覇権や勢力といったものを表出したり、本人の弱みを覆い隠し虚栄を張ったりというものも大ききあるんだろうと思えます。そんな見栄の世界は別とし、クルマを所有し、ドライビングし、姿を眺め愛でる楽しみを感じる方も多いのだろうと思います。そして、総数は決して多くはないのかもしれませんが、クルマをいじることに楽しみを感じる方が、私以外にもいることを思います。
そんなクルマのいじり好きが最近のクルマのエンジンルームを眺めた時、エンジンを大きく覆うカバーもそうですが、いじる楽しみがなくなったなぁと思わざるを得ません。例えば、なんらかのエンジン調整を行った際、従来であれば室内のスロットルペダルから接続されたワイヤーがスロットルバルブに直結され、そこの根本のレバーをこじり廻すことで、エンジンルーム内からスロットルの開閉、すなわちエンジンの空吹かしができたものですが、今やスロットルバイワイヤ-が当たり前の世界となり、ワイヤーもないし、スロットルバルブ根本はステッピングモーターが直結され、手でこじり廻すことすらできないのです。
この様な事例はスロットルに限らず、ECU制御の拡大に伴いクルマの各所においてユーザーとしての手の出せるハードルは高まって来てしまったのが現代のクルマである様にも思えます。最近、ECUも無縁の数十年前のクルマをレストアし愛でる方が目立つ様にも思えますが、そんないじる楽しみの再現という意味合いもあるのかもしれません。
そんなクルマのいじり好きが最近のクルマのエンジンルームを眺めた時、エンジンを大きく覆うカバーもそうですが、いじる楽しみがなくなったなぁと思わざるを得ません。例えば、なんらかのエンジン調整を行った際、従来であれば室内のスロットルペダルから接続されたワイヤーがスロットルバルブに直結され、そこの根本のレバーをこじり廻すことで、エンジンルーム内からスロットルの開閉、すなわちエンジンの空吹かしができたものですが、今やスロットルバイワイヤ-が当たり前の世界となり、ワイヤーもないし、スロットルバルブ根本はステッピングモーターが直結され、手でこじり廻すことすらできないのです。
この様な事例はスロットルに限らず、ECU制御の拡大に伴いクルマの各所においてユーザーとしての手の出せるハードルは高まって来てしまったのが現代のクルマである様にも思えます。最近、ECUも無縁の数十年前のクルマをレストアし愛でる方が目立つ様にも思えますが、そんないじる楽しみの再現という意味合いもあるのかもしれません。