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またトラックタイヤ脱落・歩行者重傷

2022-01-13 | 事故と事件
またトラックタイヤ脱落・歩行者重傷
 昨日(1/12)昼0:30頃、群馬県渋川市の国道17号線でトラックのタイヤ2本が外れ転動し、その内の1本が歩行者を直撃して重傷だという。

 写真とか事故現場の状況は報じられていないが、下記の記事から以下のことが読み取れる。

①該当トラックは前2輪、後ろ4輪(2軸)で、焼き砂を運送中と記してあるので、ダンプ車であろう。

②脱落したのは左側後輪の冬用タイヤ2本と記してあるが、後前軸か後後軸のタイヤか不明だが、多分2本同時に脱落したと云うことは、旧来型車のインナーアウターのタブルナットによる取り付け車ではなく、ISO方式の2本を同時に共締めするものであろうと想像できる。

③冬用タイヤ2本が脱落したと云うことは、比較的最近(長く想像しても、この2ヶ月くらいに内)に夏用タイヤから冬用タイヤに付け替えたと想像できる。

 となると、このタイヤ交換を何処で施行したのかと云うことが、かなり問題になってくると思える。たぶん、担当警察では、余程ボンクラでない限り、その辺りの聴取と捜査を始めており、場合によればタイヤ交換の施工者を送検などする可能性があるだろう。

 なお、歩行者の損害だが、自賠責保険および任意保険に加入しているだろうから、そこから賠償金は支払われる。ただし、第3者たるタイヤ交換施行者に刑事罰など責任があるとなると、任意保険会社は、損害を代位求償してくる可能性がある。また、タイヤ施行者が、いわゆる生産物賠償保険に加入していれば、その場合そこから求償受けた費用は支払われる。

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大型トラックのタイヤが直撃、歩道の男性重傷 走行中に脱落し、500メートル先へ転がる
上毛新聞 1/13(木) 6:03配信
 12日午後0時半ごろ、群馬県渋川市半田の国道17号を走行していた榛東村長岡、会社員の女性(46)の大型トラックから突然、タイヤ(直径約1メートル)2本が外れ、転がった1本が歩道を歩いていた近くのアルバイトの男性(45)にぶつかった。男性は大動脈解離やあばら骨を折る重傷。女性にけがはなかった。

 渋川署によると、大型トラックは前輪タイヤが左右1輪ずつ、後輪が同2輪ずつ付いていた。走行中に左側後輪の冬用タイヤ2本が外れ、1本が中央分離帯や反対車線を越え、約500メートル先の歩道まで転がり、男性に衝突したという。現場は片側2車線で、歩道にはガードレールなどはなかった。

 女性は焼き砂を運ぶ業務の途中で、同乗者はいなかった。同署が詳しい事故原因を調べている。


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