トヨタの3m未満全長車であるiQが、本年度のグッドデザイン大賞に選定されたと伝えられました。独断と偏見の私の思いからすれば「なんてカッコ悪いクルマなんだ」というのがiQのデザインへの思いですから、大きな違和感を生じる受賞と感じられます。
想像するに、外装デザインの良し悪しというより、全長3mという制約の中で、4名乗車できる新しいパッケージングデザインとしての提案が理由なのだろうと思います。しかし、いくら後部エアバックまでが装着されているからといって、こんなクルマの後席に乗りたいとは、私には到底思いもしません。似た様な3m以下車としては、2名乗車ですが、スマートの方が余程、外装デザインが優れていて、「カッコ良い」と思えます。
ところで、世界的な省エネルギーやCO2の問題から、世の春を制した大型SUVの台頭も縮小して行き、4ドアセダンが復権して来る様に思います。この動きは、ランボルギーニ社が新しい4ドアセダンを発表したり、ポルシェ社が4ドアセダン「パナメーラ」の発表をアナウンスし始めていることからも、想像できることだと思います。