私の思いと技術的覚え書き

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今年の自殺者はどうなるのか

2020-05-08 | コラム
 今次病変では、観光業などでは直接的に、その他広範な業種で経営困難な状況を生み出す気配だ。つまり、企業が倒産し失業者が生まれるが、再就職しようにも社会全体の景気が悪化しているので容易に再復帰できない状態になることが想像される。ここで杞憂されるのが、自殺者の増加だろうと想像する。

 自殺者の年次統計の推移を写真1のグラフに示す。この統計によれば、1998年から2011年までの13年間、年間自殺者は3万人を超えていた。しかし、2012年以降の昨年(2019年)まで3万を切って2万そこそこまで低下しつつ推移してきた。

 この自殺統計では、自殺の理由となった要因を写真2の様な分類で区別している。私見たる思いだが、失業だとか失恋だとか第一要因があって、それが最終的にはウツ病などの精神疾患に至り自殺に至っていると想像している。なお、写真3のグラフによれば、明らかに半数以上が無職者が占めていると判る。すなわち、定年退職して離職している場合も含まれるが、何らかの理由で離職している場合が多いと判じられる。つまり、離職と再就職が速やかに果たされれば問題はないのであろうけど、長く離職状態が続くと、生活苦などの経済的問題と共に、精神的な問題に至り、自殺という病に至るのではないだろうか。





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