※以下はSNSでの専門コーナーでの記載だが転載してみる。
このコーナーで、「なんでメーカーは整備性を考慮しないんだ、アホな設計だ!」みたいな意見が時々されているが、さもありなんと見ている。メーカーの第一目標は魅力ある(様に見える?)クルマを、如何に安く作って多く売り利益を生み出すかという資本主義の宿命の上で、世界的競争を行っているのだ。しかも、まったく新しいエンジンだとかボデー(プラットフォーム)を導入するとなると、開発投資は数百億を軽く超えるだろう。正にバクチであり負け続ければ、チンケなルノーの配下にならざるを得なかった、(技術を保持した)日産みたいにならざるを得ないのだ。
さて、本論に入ろう。私は遙か昔トヨタディーラー(同系列内で俗にT店と呼ぶところ)に都合7年ちょっと在籍し、トヨタ内における整備技能検定という合格証書を5枚持っている。この発行者は4枚までが、トヨタ自動車販売・取締役社長某名で、最後に拾った1枚がトヨタ自動車・取締役社長 豊田章一郎(今のバカ息子のオヤジだ)。何が云いたいのかといえば、4枚目まではトヨタ自動車販売というのがあり、そこにサービス部が存在し、全ディーラーを取り仕切っていたことだ。
そしてもう一つ、ロートルの話を感心あれば聞いて欲しい。トヨタ自動車販売の初代社長は神谷正太郎(故人)という愛知県知多の在の方らしい。(ここに登場する同名は縁者か?)この方、元GMの日本のマネージャーをされていたらしく、当時、GMの名古屋の代理店を受けていた日の出モータースというのが懇意であり、トヨタ第1号(当然全国初だろう)ディーラーたる愛知トヨタが誕生したのだ。
前段が長くなってしまったが、企業というのは最終的には利益追求が宿命なのだが、それでもなにがしかの理念もしくは使命を有して活動しているのは当然だろう。その中で、メーカー(当時は俗に自工と呼んだ)と自販が別体だと、自販は商品の欠点など見つけると、その改修を傘下のディーラー擁護の代弁者として自工に訴えたはずであろう。だだ、自販といっても株式は親会社100%の子会社だから、幾ら企業間の約款で対等な関係だと明記しても、役人同様の上へ習えみたいなボンクラ経営者であれば同じことなのだが、神谷正太郎氏みたいなしっかりした経営者が居たればこそだと思う
そんな訳で、サービス上の問題点は、自販(のサービス部)からメーカーへ問題点がフィードバックされ、設計変更されるとか、補給部品の形態を変える(Assyを分割供給するなど)の良い影響を与えて来たのだと思える。この環境が、日本車の整備性を整備する立場から平たく評価したとき、メーカーとしてはトヨタが一番という思いを持つ方が多いということの源流となっていると想像するのだが・・・果たしてどうか。
追記
ついでにもう一つ感じていることに触れてみる。これは過日も記していることなのだが、トヨタも含め各社の修理書(修理要領書)とか新型車解説書の内容(ページ数でなく内容の濃さ)が薄っぺらくなっているということだ。中には、コイツ(記した者)ホントにやってみて記しているのかと感じることが多々ある。ECU等ブラックBOXの制御なんかも、制御ロジックだとか概念回路図みたいなものすら明記していないことも多い。これでは、整備するものにとって、トラブルシュートは困難になる訳だろうと思っている。
このコーナーで、「なんでメーカーは整備性を考慮しないんだ、アホな設計だ!」みたいな意見が時々されているが、さもありなんと見ている。メーカーの第一目標は魅力ある(様に見える?)クルマを、如何に安く作って多く売り利益を生み出すかという資本主義の宿命の上で、世界的競争を行っているのだ。しかも、まったく新しいエンジンだとかボデー(プラットフォーム)を導入するとなると、開発投資は数百億を軽く超えるだろう。正にバクチであり負け続ければ、チンケなルノーの配下にならざるを得なかった、(技術を保持した)日産みたいにならざるを得ないのだ。
さて、本論に入ろう。私は遙か昔トヨタディーラー(同系列内で俗にT店と呼ぶところ)に都合7年ちょっと在籍し、トヨタ内における整備技能検定という合格証書を5枚持っている。この発行者は4枚までが、トヨタ自動車販売・取締役社長某名で、最後に拾った1枚がトヨタ自動車・取締役社長 豊田章一郎(今のバカ息子のオヤジだ)。何が云いたいのかといえば、4枚目まではトヨタ自動車販売というのがあり、そこにサービス部が存在し、全ディーラーを取り仕切っていたことだ。
そしてもう一つ、ロートルの話を感心あれば聞いて欲しい。トヨタ自動車販売の初代社長は神谷正太郎(故人)という愛知県知多の在の方らしい。(ここに登場する同名は縁者か?)この方、元GMの日本のマネージャーをされていたらしく、当時、GMの名古屋の代理店を受けていた日の出モータースというのが懇意であり、トヨタ第1号(当然全国初だろう)ディーラーたる愛知トヨタが誕生したのだ。
前段が長くなってしまったが、企業というのは最終的には利益追求が宿命なのだが、それでもなにがしかの理念もしくは使命を有して活動しているのは当然だろう。その中で、メーカー(当時は俗に自工と呼んだ)と自販が別体だと、自販は商品の欠点など見つけると、その改修を傘下のディーラー擁護の代弁者として自工に訴えたはずであろう。だだ、自販といっても株式は親会社100%の子会社だから、幾ら企業間の約款で対等な関係だと明記しても、役人同様の上へ習えみたいなボンクラ経営者であれば同じことなのだが、神谷正太郎氏みたいなしっかりした経営者が居たればこそだと思う
そんな訳で、サービス上の問題点は、自販(のサービス部)からメーカーへ問題点がフィードバックされ、設計変更されるとか、補給部品の形態を変える(Assyを分割供給するなど)の良い影響を与えて来たのだと思える。この環境が、日本車の整備性を整備する立場から平たく評価したとき、メーカーとしてはトヨタが一番という思いを持つ方が多いということの源流となっていると想像するのだが・・・果たしてどうか。
追記
ついでにもう一つ感じていることに触れてみる。これは過日も記していることなのだが、トヨタも含め各社の修理書(修理要領書)とか新型車解説書の内容(ページ数でなく内容の濃さ)が薄っぺらくなっているということだ。中には、コイツ(記した者)ホントにやってみて記しているのかと感じることが多々ある。ECU等ブラックBOXの制御なんかも、制御ロジックだとか概念回路図みたいなものすら明記していないことも多い。これでは、整備するものにとって、トラブルシュートは困難になる訳だろうと思っている。