写真は、沼津市街から戸田へ向かう途中にある井田(いた)と呼ばれる寒村たる地です。昔は、それなりに漁業も行われていたのでしょうが、今は漁船もほとんど見掛けません。しかし、海は綺麗で、ダイビングに訪れる方も、ちらほらとお られる様です。
この地の正確な人口は知りませんが、俯瞰する限り戸数で100件に満たない様ですから知れたものでしょう。
この時期の当地に、菜の花が綺麗に咲くのを私は楽しみにしています。菜の花自体は、特別珍しくもなく近寄って見ても美しいと感じられません。しかし、この写真の様に遠景として密集した黄色と海の青さが見せるコントラストが素敵だと感じられます。
追記
黄色という色ですが、絵の具やペンキで表現するには、適した顔料が使用される訳です。クルマに塗られる塗料にも、黄色には昔はクロム酸亜鉛等が使用された様ですが、毒性の強い六価クロムや鉛を含むことから、近年はその様な顔料は使用されなくなっています。現在の黄色だとか赤や青の鮮やかな色彩の塗料は有機顔料が使用されるのですが、一般的な傾向ですが、隠ぺい性が悪く(止まりが悪い)、コストが高めで、耐光性が悪い(色醒めし易い)という、負の面が生じる傾向があります。