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 私の思いと技術的覚え書き

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兵庫県庁で水道料300万個人負担とは

2021-02-09 | コラム
 この記事だが、担当職員のミスで、県庁の水道排水弁を閉め忘れたことにより1ヶ月の水道料が600万円を要し(同庁の半年分だと記している)、内300万円を個人負担したという。

 しかし、その職員に故意性があったとか明かな重過失というべきものがあったというのならともかく、異常なことだと感じる。これは、例を上げれば通常企業で営業車を運転していて、不注意などから事故を起こし、個人負担で弁償させるに等しいことで、いわゆるブラック企業ならともかく、職務通行上の瑕疵があったからと云え、そこまでの負担を求めるのは非常識と感じられる。もし、懲罰を与えるにしても、一定期間の減俸とかで、しかも組織体のことだから、上級職(県知事含む)も含め、連帯責任が生じる話しだろう。

 ただ、穿った想像だが、このニュースの内容自体に、なんらかの嘘もしくは隠蔽が含まれてやしないかと云うことも思う。例えば、問題の貯水槽は年1回の点検を業者が行い、最終的なバルブの閉じを件の職員が行うことにしたが失念して生じたとしているが、普通に考えてバルブの閉じも業社が行ってしかるべきと思える。そうなると、全責任は業社にある訳だが、なんらかの要因で業社に請求しかねる事情があり、あえて該当職員が罪を被ったことにしたという様なことも考えられる。
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多額水道代で担当職員が300万円支払い 兵庫県知事「おわびする」
2/8(月) 17:42配信 産経新聞
 兵庫県庁の貯水槽で排水弁の閉め忘れがあったため水道水が補給され続ける状態となり、約600万円の水道代が余計にかかった問題で、井戸敏三知事は8日の会見で、「職員のミスで損害を与え、県民におわびしたい」と陳謝した。このうち約300万円は、点検に立ち会った担当職員が負担したという。

 県によると、閉め忘れがあったのは、神戸市中央区の本庁舎西館の貯水槽(貯水量約15トン)。令和元年10月初め、委託業者の年1回の点検後に閉め忘れがあり、約1カ月にわたりそのことに気づかなかった。

 点検に立ち会った50代の男性職員が「あと(のチェック)は私が行う」と業者を帰しながら、排水弁を閉め忘れていたといい、県は職員の責任は重いと判断。昨年11月に訓告処分にするとともに、裁判例などをもとに県が半額について職員個人に賠償を請求し、同年内に約300万円を支払った。

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