私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

交通事故は続く

2011-10-06 | 事故と事件
 一昨日の火曜日に、交通事故は愚かであやふやな人間が運転している限りなくならないとの記事をアップし、1時間もしない内に、キーガシャンとまた自宅近くの事故多発交差点で事故発生です。この交差点での事故のことは、下記6/19付け記事でも触れていますが、何しろこの十年で私が認識しているだけでも10件は下らない事故が生じているという現場です。

 野次馬根性もあり、数分後には事故現場に臨場しましたが、事故形態は先回とほぼ同様ですが、今回事故では双方事故車両は、かなり離れて停止していますし、車両以外の他物に衝突した様子も見受けられません。ですから、まともに噛み込む様に衝突したというより、接触して擦り抜ける様に衝突した事故であり、これなら減速Gも小さく負傷もほとんどないだろう等と思いながら近づきました。

 当該交差点は、事故時の過失割合を判断するときの基準を提示した「別冊、判例タイムス」で表すところの、「一方に一時停止標識のある交差点」に該当します。基本過失割合は、一時停止規制のある側が80%、優先道路側が20%というものです。

 一時停止側から進入した車両を概観すると、左前部が損傷していますから小奴は右折しようと進入したなと判ります。そして、その右折進入車から50m程も離れた向こうに、直進進行の相手車が道路中央付近に停止しています。ずいぶん向こうまで走ったなあと思いながら近づいて行きます。

 その道路中央の事故車のため、既に道路は渋滞を始めていますが、近所の住民が押して路肩に移動させていました。驚いたことに、運転者はまだ車内におり、動けない状態でした。と、云っても、車室が著しく変形している訳でもなく、前後Gも大きく作用した訳でもないでしょうから、肉体的と云うより精神的なショックが大きかったのかもしれません。その車両を概観すると、左側部に想像以上の損傷が生じていましたが、車体の前とか後ろに集中しての横力が作用したのでなく、いわゆる中央の重心位置付近に大きな横力が作用したのでしょう。故に進行方向に著しく作用を受けることなく、道路左右の民家に飛び込むことがなかったと見取りました。

 私が警察に連絡した時点で、既に他の方も連絡済みだった様ですが、思わず「この交差点は事故が起こりすぎ、信号機を付ける様検討して!」と話してしまいました。

過去記事
・身近な交通事故(最近の体験から)
2011/6/19
http://adjster.blog.ocn.ne.jp/blog/2011/06/post_c849.html

※写真は右折進入車と、それを引き上げて帰るレッカー車




最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。