またまたBMWミニのN系エンジンの続編です。
このエンジンはクランクプーリーや内部のスプロッケットを、軸に勘合させ位置決めさせるキーがないことを知り、昔の整備屋としては大変驚いた次第です。例えばフロントのクランクプーリー部のオイル漏れでシール替える作業は今でもあるでしょう。今までのつもりで、プーリーボルトをインパクトで緩めプーリーを外し取り付けるだけなんて思っていたら大変なことになります。プーリーボルトを緩めた段階で、スプロッケットはフリーとなります。ですから、何らかの方法でクランクをロックさせておかないと、バルブタイミングが大きく狂う原因を作ってしまうことになります。
このBMWのクランクロックですが、カムアライメントツールの内容物に含まれますが、外形14mmで先端の小径部が8mmの形状をしたガイドです。これをエンジン後部のトランスミッション下部に用意されているサービスホール(内径14mm)に挿入し、リングギヤ(もしくはフライホイール)のロック穴に勘合させクランクロックを行うのです。なお、この時のクランク位置は各ピストンが水平の状態、つまり4気筒ですから180°クランクですので、上死点から90°廻った位置となります。
これらのことを知らず、再始動出来なくなってしまったり、最悪はエンジンのバルブを曲げてしまったりと大変な苦労をしている整備屋さんもいるのかもしれないと想像します。
このエンジンはクランクプーリーや内部のスプロッケットを、軸に勘合させ位置決めさせるキーがないことを知り、昔の整備屋としては大変驚いた次第です。例えばフロントのクランクプーリー部のオイル漏れでシール替える作業は今でもあるでしょう。今までのつもりで、プーリーボルトをインパクトで緩めプーリーを外し取り付けるだけなんて思っていたら大変なことになります。プーリーボルトを緩めた段階で、スプロッケットはフリーとなります。ですから、何らかの方法でクランクをロックさせておかないと、バルブタイミングが大きく狂う原因を作ってしまうことになります。
このBMWのクランクロックですが、カムアライメントツールの内容物に含まれますが、外形14mmで先端の小径部が8mmの形状をしたガイドです。これをエンジン後部のトランスミッション下部に用意されているサービスホール(内径14mm)に挿入し、リングギヤ(もしくはフライホイール)のロック穴に勘合させクランクロックを行うのです。なお、この時のクランク位置は各ピストンが水平の状態、つまり4気筒ですから180°クランクですので、上死点から90°廻った位置となります。
これらのことを知らず、再始動出来なくなってしまったり、最悪はエンジンのバルブを曲げてしまったりと大変な苦労をしている整備屋さんもいるのかもしれないと想像します。