私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

ららぽーと沼津オープンに思う

2019-10-09 | 沼津そして伊豆周辺
 先週金曜日10月4日に、沼津市駅から2.5キロほどの郊外に沼津市の歴史上最大の郊外型大規模店舗が営業を開始した。宣伝とか市でも「待望の」と冠されている訳ですが、今後の市の未来は明るい方向なのか疑問を持つというのが愚人の思いだ。

 ららぽーと沼津内の営業店舗数は220程だと聞く。そして、年間売上目標は320億だとも聞き、これら店舗の新規採用要員数は4千とも5千名にも達するとも聞く。これだけ聞けば、人口減少、高齢化、地価下落など、全国の地方都市とある程度共通する悩みを持つ沼津市としては、ありがたい話しだと思うのが一般的だろう。

 しかし、新規開店する営業店舗のほぼ半分程は、大都市に本店を持つ店の出店だという。つまり、沼津市および近隣の市町村の新規採用4、5千名の給与など(想定総額15億程度だろうか)と、売上の半分となる150億程度は沼津に落ちるとしても、150億程度は出店した大都市に還流してしまうのだろう。それと、この新大型店の商圏は30キロと云われている様だが、この商圏の購買力が増える訳なかろうから、ここで増えた分は、確実に既存の店の売上減少となってしまうのだろう。結局のところ、パイは変わらない訳だから、新規採用の人件費程度が沼津に落ちるだけに過ぎないのかもしれない。そうなると、それでなくとも落ちぶれつつある沼津の中心市街地の落ち込み方は加速するのかもしれない。



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