私の思いと技術的覚え書き

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自動車検査時の追加事項のこと

2017-02-07 | 車両修理関連
 国の行う車両の検査などを受託している、独立行政法人の自動車技術総合機構では、継続検査(いわゆる車検)の際、メーターパネル内の各種警告灯が消灯しないなどを確認するという。(下記記事参照)
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★<自動車>警告灯放置なら車検通らず 2月から(毎日新聞)
1/29(日) 9:13 掲載
自動車の車検審査が2月から変わり、運転席のメーターパネルにある警告灯が点灯している車の検査は受け付けてもらえない。独立行政法人の自動車技術総合機構は、特に古い車などは車検前に十分に整備をしてから受検するよう呼びかけている。

同機構によると、エンジンが動いている状態で、前方エアバッグ▽側方エアバッグ▽ブレーキ▽ABS▽原動機--の警告灯が点灯・点滅したり、警報ブザーが鳴ったりしたままの車については、2月から車検の審査を行わない。このため、車検が受けられなくなる。
これらの警告灯は、ブレーキなど安全性に関わる重要な故障を抱えた可能性も否定できないことや、安全に対する社会的機運の高まりもあるので、厳密にチェックすることになったという。

また、旧型車を中心に、上に例示したマーク以外の警告灯が点灯した場合でも、安全性に問題があると判断されれば審査が受けられないことがある。警告灯が点灯した自動車は、十分に整備をしてから車検に臨んでほしいとしている。また、警告灯が点灯しないよう改造することは、法令違反の可能性もあるとして注意を呼びかけている。

BMWの整備を専門に行っている横浜市都筑区の整備工場「ポールポジション」の伊藤明社長によると、「これまでエアバッグ以外の警告灯を厳しく指摘されるケースが少なかったので、顧客からの問い合わせが増えている」という。伊藤さんは「検査場では、エンジンをかける前に警告灯が点灯し、かけたら消える一連の動作も確認する。きちんと整備しなければ車検をパスできない」と指摘した上で、「警告灯が気になる場合は、車検の期限ぎりぎりではなく、余裕を持って整備工場に相談をしてほしい」と話している。【米田堅持】

エンジン始動前、メーター内に点灯した警告灯。始動後に消えないと2月以降は車検が受けられないことも=米田堅持撮影(毎日新聞)
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 デジタル制御以前のクルマは、そもそもウォーニングランプも少ないし、あっても極単純な電気回路で点灯および消灯していた。しかし、今のデジタルクルマでは、センサー自体も多いし、制御および異常検出ロジックも複雑だ。エンジン系は汎用OBDスキャナーで対応できるが、エアバッグなどボデー系などの異常判定とウォーニングランプの消灯(フリーズフレームエラー解除)がメーカー、対応車種別でなければ難しい場合が多い。結局、「金掛かるんで乗り換えるわ」という話に結び付く方向性を持つと思える。


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