goo blog サービス終了のお知らせ 

 私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

今朝神戸の大トラ下り坂暴走?事故

2019-09-03 | 事故と事件
 悲惨な自動車事故が続いている。以下の報道だ。
------------------------------------------------
多重事故でトラックが川に転落、運転手が死亡 神戸・灘区で8人死傷(神戸新聞)
 3日午前8時ごろ、神戸市灘区高羽町1の市道で、大型トラックが乗用車3台と歩行者に接触する事故があった。大型トラックは道路沿いの石屋川に転落し、運転していた50代とみられる男性が死亡。歩行者を含む10〜50代の男女計5人が重軽傷を負ったとみられるが、命に別条はないという。
 大型トラックはこの直前にも3台と接触する事故を起こしており、2人が重傷のもよう。灘署は大型トラックが暴走に至った経緯について調べている。
 灘署によると、現場は片側1車線で、南進中の大型トラックが、対向車線などにいた乗用車計3台と歩行者にぶつかった後、ガードレールを突き破り、道路沿いの石屋川に転落したという。運転していた男性は搬送先の病院で死亡。歩行中だった男子高校生(15)が顔の骨などを折る重傷を負い、3台の車に乗っていた10〜50代の男女も重軽傷とみられる。
 大型トラックはこの事故の直前、現場の北西約600メートルにある同市灘区一王山町の県道でも、別の車3台と接触。30代と40代の男性が腕の骨を折るなどの重傷を負った。同署によると、大型トラックは事故を起こした後も南進を続けたという。
 運転手の勤務先とみられる熊本県玉名市の運送会社営業所によると、男性は2日正午ごろに出社。同日午後3時ごろ、同市内でトラックに雑誌を積み、3日中に神戸市東灘区の六甲アイランドにある倉庫に届ける予定だった。同社によると、男性は昨年9月から同社で勤務。持病などはなかったという。玉名市を出発した2日は、9日間の休暇明けだった。
 大型トラックが川に転落した現場は、阪急六甲駅の東約1キロにある住宅街の一角。近くに幼稚園や病院などがある。
------------------------------------------------
 該当の事故現場地理は不案内だが、どうやら六甲山腹から一方的に下り坂において事故は生じた様だ。写真1に転落した大トラを示す。写真2は大トラの転落以前のスキッド痕が残された上空からの絵だ。
 写真3に転落現場付近から大トラの進行の概要を描いたものだが、先のスキッド痕が対向車線側から続いており、限界的な旋回に挑んで廻り切れなかったと見えてしまう。そもそも、下り坂の県道95号を下ってきた大トラは、転落現場の市道に左に切れ込んで入った訳だが、その道順を目指してのものでない様に想像される。つまり、県道が変速交差路で右カーブを曲がりきれぬと、あえて直線的に該当市道へ入ったのではないか。そして、入った時点でセンターオーバーしており次々衝突し、転落場所の右カーブを直線的にかすめる様にして転落したのだろうと想像した。転落の際、右前部を歩行者信号柱と街路樹に強打しつつ、リヤボデー右サイドも立木で凹ませたと解釈したのだが、どうだろうか?

 運転車は死亡とのことであるが、転落直前の立木への強打が主因だろう。それ以前に、病的な問題なりで意識がなかったとすれば、事故場所以前の左カーブで路外逸脱するなりで衝突していたと思える。となると、ブレーキフェードの可能性が高い事故だと思えるのだが・・・。重大事故であるし、車両の検分も行われるであろうから、フェードであるかどうかは判明するだろう。しかし、該当大トラには「危」の表示版が付いているが積荷はなんであろうか?



※類似の下り坂での暴走横転事故の記録

今日の熱海の事故 2018-08-08
https://blog.goo.ne.jp/wiseman410/e/9dcdc8297797d48e1282c0750682c591

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。