斜面
2012-07-01 | 小岩
江戸川の土手でよくやったなあ,こういう遊び。
夏は段ボールすべり。冬は自作の橇(そり 難しい字だ)遊び。
小学校高学年の頃の冬,土曜日の朝起きて雪が積もっていると,学校に100円もって行きました。
普段,もちろん現金をもって行ってはいけないんですが,雪の日だけは特別ということで両親も許してくれました。
学校に100円納めるわけではありません。下校時その100円を持ち「竹刀屋さん」(屋号は失念)へ向かうんですね。
竹刀って竹を細く割って束ねますが,あの「束ねる前」の,割って磨いてある竹を2本100円で売ってくれたんです,その竹刀屋さんは。(1本100円だったかもしれないが,記憶が曖昧)
まず竹を買う。次に家に戻って庭でたき火をする。そして買ってきた竹を火であぶって先を曲げ,端材を釘で打って組み合わせ,橇を作る。
これを1時間くらいでやって,出来上がった橇を持ち,善養寺裏の土手に集合。
作りが雑だと土手の傾斜と速度に耐えられず,一発で壊れる。逆に堅牢すぎると重くて滑らないし,集合時刻に間に合わない。
あれは楽しい遊びだったな。
一番遠くまで滑れた橇を作った奴は英雄だったもんね。今より土手が低かったとはいえ,3段土手を滑り降りると時速50キロくらいにはなってたと思う。段差でジャンプするのもスリルがあってよかったし。
で,楽しい土曜日が終わり日曜になると,土手の雪は大方溶けてなくなっていました。(Take)
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